以下の表では,第 1 列に,エラーが検知された時に返されるエラー番号を一覧表示しています。第 2 列の第 1 行は,メッセージ・テキストを示しています。第 2 列の第 2 行目以降は,メッセージの説明を示しています。
番号 | メッセージ・テキストと説明 |
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LNK1190 | invalid fixup found, type type
オブジェクト・ファイルが壊れています。再コンパイルしてください。 |
LNK1194 | cannot delay-load dll name due to import of data symbol symbol name; relink without /DELAYLOAD:dll name
データが DLL からインポートされる場合,DLL のロードを遅延することはできません。 |
LNK1195 | target machine "machine" requires "option"
必要なオプション option を追加してください。 |
LNK1196 | invalid or corrupt import object: unknown version
インポート・ライブラリーが壊れています。ライブラリーを再ビルドしてください。 |
LNK1197 | invalid or corrupt import object: unknown type
インポート・ライブラリーが壊れています。ライブラリーを再ビルドしてください。 |
LNK1198 | invalid or corrupt import object: unknown name type
インポート・ライブラリーが壊れています。ライブラリーを再ビルドしてください。 |
LNK1199 | invalid or corrupt import object: non-zero reserved fields
インポート・ライブラリーが壊れています。ライブラリーを再ビルドしてください。 |
LNK1200 | error reading program database "filename"
与えられたプログラム・データベース (PDB) を読むことができませんでした。これは,プログラム・データベースがおそらく壊れているためです。ファイル名がオブジェクト・ファイルに対する PDB である場合,/debug:full と /pdbfile オプションを使用して,オブジェクト・ファイルを再コンパイルしてください。ファイル名が主出力ファイルに対する PDB で,増分リンク中にこのエラーが発生した場合,PDB を削除し,再リンクしてください。 |
LNK1201 | error writing to program database "filename"; check for insufficient disk space
LINK が出力ファイルに対してプログラム・データベース (PDB) を書き込めませんでした。以下の 1 つが原因です。
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LNK1202 | "filename" missing debugging information for referencing module
オブジェクト・ファイルに対する与えられたプログラム・データベース (PDB) が不正でした。CL の /Zi オプションを使用して,オブジェクト・ファイルを再コンパイルしてください。 |
LNK1203 | "filename" missing current debugging information for referencing module
オブジェクト・ファイルに対する与えられたプログラム・データベース (PDB) が不正でした。CL の /Zi オプションを使用して,オブジェクト・ファイルを再コンパイルしてください。 |
LNK1204 | "filename" compiled /Yc /Yu /Z7; cannot create PDB; recompile with /Zi
マルチレイヤ・プログラム・データベース (PDB) は,古い形式のデバッグ情報との組み合わせではサポートされていません。CL の /Zi オプションを使用して,再コンパイルしてください。 |
LNK1206 | cannot overwrite Visual C++ 1.0 PDB "filename"; delete and rebuild
LINK のこのバージョンは,ビジュアル開発環境の古いバージョンで作成された既存のプログラム・データベース (PDB) に書き込めません。ファイルを削除し,再ビルドしてください。 |
LNK1207 | incompatible PDB format in "filename"; delete and rebuild
LINK のこのバージョンは,既存のプログラム・データベース (PDB) に書き込めません。ファイルを削除し,再ビルドしてください。 |
LNK1209 | program database "filename" differs from previous link; relink or rebuild
与えられたプログラム・データベース (PDB) が不正でおそらく壊れています。再リンクしてください。ファイル名がオブジェクト・ファイルに対する PDB でもある場合,PDB を再作成するために再コンパイルしてください。 |
LNK1210 | insufficient memory for incremental link; relink with /INCREMENTAL:NO
増分状態 (.ILK) ファイルを作成するために LINK に対して利用可能な仮想メモリーが十分ではありませんでした。 |
LNK1211 | precompiled type information not found; "filename" not linked or overwritten
/Yc でコンパイルされた与えられたオブジェクト・ファイル filename が,LINK コマンドで指定されていないか,上書きされていました。 |
LNK1212 | error opening program database; file is in use
PDB が他のアプリケーションで使用されています。 |
LNK1213 | unexpected import object encountered
インポート・ライブラリーが壊れています。ライブラリーを再ビルドしてください。 |
LNK1221 | a subsystem can't be inferred and must be defined
リンカーは,アプリケーションが目的としているサブシステムを類推するのに十分な情報を持っていません。このエラーを修正するには,/SUBSYSTEM オプションを使用します。 |
LNK1561 | entry point must be defined
/ENTRY オプションで指定されたシンボルが定義されていません。 |
LNK1581 | corrupted object or old compiler (bad Pcode entry point)
オブジェクト・ファイルが不正なエントリ・ポイントを含んでいました。おそらくオブジェクト・ファイルが壊れています。詳細は,「壊れたオブジェクト・ファイル」を参照してください。 |