以下の節は,LINK,LIB,DUMPBIN,および EDITBIN が生成するリンカー・ツールのエラーと警告 (LNKnnnn) を説明しています。
壊れたオブジェクト・ファイルの説明
オブジェクト・ファイルが壊れているため,リンカーがそれらを処理できない場合があります。ネットワークの問題やフロッピィ・ディスクの磁気フィールドへの焼付けのようなファイルが壊れる一般的な理由を除いて,コンパイラが不正なオブジェクト・ファイルを書き出すことがあります。この場合,技術サポートに報告してください。
壊れたオブジェクト・ファイルの原因として,ハードウェア,オペレーティング・システムまたはネットワークの問題を除外して,以下のヒントを試してみてください。コンパイラ・オプションを変更し,再コンパイルすることで,コンパイラが壊れていないオブジェクト・ファイルを作成することがあります。再コンパイルする時に,以下のことを試してみてください。
/nooptimize オプションで最適化をオフにします。
別のコード生成オプションを使用します。/tune を参照してください。
関数と大域変数の順番を変更します。
Visual C++ と言語が混在したプログラミングを行っている場合,以下のことを試してみてください。
/Gi- オプションで増分コンパイルを不可にします。
/Gm- オプションで最小限再ビルドを不可にします。
パッケージ関数に対して /Gy でコンパイルします。