/[no]optimize

構文:

/optimize[:level]/nooptimize/Od/Ox,または /Oxp

/optimize オプションは,コンパイラが実行する最適化レベルを制御します。実行時性能を向上させるために,Visual Fortran は実行時間の短縮を優先させ,コンパイル時間を長くしています。何らかの演算をコンパイル時に実行,削除,または単純化できるのであれば,コンパイラはそれを実行時に行うのではなく,コンパイル時に行ってしまいます。また,(ループ展開やインライン展開される手続を増やすなどの) 一部の最適化では,オブジェクト・ファイルの大きさも通常は増大します。

ビジュアル開発環境では,「Fortran」タブの「General」または「Optimizations」カテゴリの「Optimization Level」を指定します。

次に /optimize のオプションを示します。

/optimize:0 または /Od /optimize:1
/optimize:2 /optimize:3
/optimize:4/Ox,および /Oxp /optimize:5

これらの最適化についての詳細は,「最適化レベル:/optimize オプション」を参照してください。

プログラミングのタイミングについては,「プログラム性能の解析」を参照してください。

アプリケーションを,実行時性能が向上するようにコンパイルする方法については,「適切なオプションと複数のソース・ファイルのコンパイル」を参照してください。