/tune

構文:

/tune:keyword

/tune オプションは,使用しているプロセッサー・アーキテクチャーの実装に応じた,プロセッサー特有の機械語命令をチューニングするための形式を指定します。

特定の実装に合わせてチューニングを行うと,実行時性能が向上することがあります。ただし,特定のプロセッサー用にチューニングされたコードが,他のプロセッサーでは実行速度が下がることもありえます。どの /tune:keyword オプションを使用しても,生成されたコードは,そのプロセッサー・アーキテクチャーのすべての実装上で正常に動作します。

/tune:keyword を省略すると,/tune:generic が使用されます。

ビジュアル開発環境では,「Fortran」タブの「Optimizations」カテゴリの「Optimize For」を指定します。

ia32 システムに対する /tune キーワードは,以下のとおりです。

/fast を指定すると,/tune:host が設定されます。

ia64 システムに対して,/tune:genreric または /tune:host (このオプションは ia64 システムに対して完全には実装されていません) のどちらかを指定します。

/architecture で選択したアーキテクチャーは,/tune キーワードで使用されるアーキテクチャーの基本になります。たとえば,/architecture で選択したアーキテクチャーよりも古いアーキテクチャーを /tune キーワードに指定することはできません。

このオプションについての詳細は,「特定のプロセッサーに合わせて最適化されたコードの要求」を参照してください。

プログラミングの実行時間の測定については,「プログラム性能の解析」を参照してください。

生成されるプロセッサー特有の形式の機械語コード命令を制御する方法については,「/architecture」を参照してください。