型宣言文は,スカラ変数のデータ型を明示的に宣言します。たとえば,以下に示す文は,VAR1 を 8 バイトの複素数記憶位置に結合し,VAR2 を 8 バイトの倍精度記憶位置に結合しています。
COMPLEX VAR1 DOUBLE PRECISION VAR2
スカラ変数のデータ型の明示的な宣言は 1 回しか行えません。
明示的なデータ型宣言がない場合,IMPLICIT 文で宣言された範囲の文字で始まる名前の変数が,その変数のデータ型となります。
文字型宣言文は,特定の変数が宣言された長さの文字列値を持つことを宣言します。たとえば,以下の文は,変数名 INLINE,NAME,および NUMBER をそれぞれ長さが 72,12,および 9 の文字データを含んでいる記憶位置に結合しています。
CHARACTER*72 INLINE CHARACTER NAME*12, NUMBER*9
1 つの副プログラムでは,引継ぎ文字長の文字引数を使って,異なる長さの文字列を処理することができます。引継ぎ文字長の文字引数は,その長さを星印で指定します。
CHARACTER*(*) CHARDUMMY
引数 CHARDUMMY の長さは,実引数の長さと等しくなります。
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