宣言式

宣言式は,整数型でスカラ値を持つ制限式です。この形式の式は,配列境界と文字長の宣言中にのみ現れます。

制限式では,すべての演算が組込み演算で,すべての演算対象は以下のいずれかです。

すべての添字,部分配列添字,および部分文字列の開始位置と終了位置が制限式でなくてはなりません。

宣言関数を宣言式の中で使用して,データ・オブジェクトの属性を宣言することができます。宣言関数は純粋関数です。これは仮手続引数を持つことはできず,以下のいずれであってもなりません。

宣言式中の変数は,以下のいずれかの方法で,その型および型パラメタ (存在する場合) が宣言されていなくてはなりません。

宣言式中の変数が暗黙の型付け規則によって型を宣言されている場合,その変数は,それ以降の型宣言文中では,暗黙の型と型パラメタに従わなくてはなりません。

宣言式がオブジェクトの型パラメタまたは配列境界に対する問合せ関数を呼び出す場合,型パラメタまたは配列境界は,それ以前の宣言文 (または同じ文の中の問合せ関数の左側) で宣言されていなくてはなりません。

宣言式の中で,関数の引用で引数の数は 255 個に制限されています。

以下に有効な宣言式の例を示します。

	MAX(I) + J		! I と J はスカラ整数変数
	UBOUND(ARRAY_B,20)	! ARRAY_B は形状引継ぎ仮配列

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