関数,サブルーチン,および文関数は,計算手続を実行するユーザー作成の副プログラムです。計算手続は,一連の算術演算か一連の Fortran 文です。1 つの副プログラムを使って,プログラム内の複数の場所で計算手続を実行することで,すべての場所に同じ演算または文を重複して宣言することを避けることができます。
次表は,これらの副プログラムを定義する文と,副プログラムに制御を移す方法を示しています。
副プログラム | 定義に使用される文 | 制御を移す方法 |
関数 | FUNCTION または ENTRY | 関数引用 1 |
サブルーチン | SUBROUTINE または ENTRY | CALL 文 2 |
文関数 | 文関数定義 | 関数引用 |
1 関数は定義された演算によって呼び出すこともできます (「総称演算子の定義」を参照)。)
2 サブルーチンはユーザー定義代入によって呼び出すこともできます (「総称代入の定義」を参照)。) |
関数引用は,式の中で,関数を呼び出すために使用されます。これは関数名とその実引数で構成されます。関数引用は,呼び出し側の式に,式の評価に使用される値を返します。
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