関数は,式中の関数引用によって,またはユーザー定義演算によって呼び出されます。
関数引用は次の形式を取ります。
fun ([a-arg [, a-arg] ...])
fun
関数副プログラム名。
a-arg
実引数。その前に省略可能な [keyword=] を付けることができます。keyword は,関数の明示的インタフェースの仮引数名です。キーワードには,手続が呼び出された時点で値が割り付けられます。
個々の実引数は,変数,式,または手続の名前でなくてはなりません (内部手続名,文関数名,または手続の総称名であってはなりません)。
規則と振る舞い
関数が引用されると,個々の実引数は,引数並びでの位置によって,またはキーワード名によって,対応する仮引数と結合されます。引数の型と種別パラメタは一致していなくてはなりません。
関数の実行によって得られた結果は,RESULT キーワードが指定されているかどうかによって,関数名または結果名に割り付けられます。
プログラム単位は,結果値を使用して,関数引用を含んでいる式の評価を完了させます。
位置引数と引数キーワードを指定する場合,引数キーワードは実引数並びの末尾に置かれなくてはなりません。
仮引数が省略可能である場合,実引数を省略することができます。
仮引数が INTENT 属性を付けて指定されている場合,その用途は制限されることがあります。INTENT が指定されていない仮引数は,それに結合された実引数の制限に従います。
仮手続に結合される実引数は,手続の個別名であるか,別の仮手続でなくてはなりません。特定の組込み関数名は実引数としては使用できません (「実引数として許されていない関数:表」を参照)。
例
次の例を考えます。
X = 2.0 NEW_COS = COS(X) ! 関数引用
COS 組込み関数は,2.0 の余弦を計算します。(COS(X) として) 値 -0.4161468 が返され,NEW_COS に代入されます。
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