どの組込み手続についても,本章に示している引数は,実引数をキーワードで宣言するときにキーワードとして使用しなければならない名前を表しています。たとえば,CMPLX (X, Y, KIND) 関数の引用は次のように書くことができます。
位置引数を使用する | CMPLX(F, G, L) |
引数キーワードを使用する 1 | CMPLX(KIND=L, Y=G, X=F) |
1 引数キーワードは任意の順序で宣言できることに注意してください。 |
一部の引数キーワードは省略可能です (大括弧で示しています)。以下に,よく使われる省略可能引数をいくつか示します。
BACK | 文字列走査を逆順 (右から左) で行うことを宣言します。 |
DIM | 配列引数の選択された次元を宣言します。 |
KIND | 関数結果の種別パラメタを宣言します。 |
MASK | 演算に使用されない要素を除外するために,引数配列の要素に適用される選別を宣言します。 |
例
DATE_AND_TIME 組込みサブルーチンの構文は,DATE,TIME,ZONE,および VALUES の 4 つの省略可能な位置引数を示しています。以下に,これらの引数を宣言する正しい方法をいくつか示します。
! キーワード例 CALL DATE_AND_TIME (ZONE=Z) ! 次の 2 つの位置引数の例は等価です CALL DATE_AND_TIME (DATE, TIME, ZONE) CALL DATE_AND_TIME (, , ZONE)
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