READONLY 指定子は,この接続を参照できるのが READ 文だけであることを指定します。これは次の形式を取ります。
READONLY
READONLY は ACTION='READ' を指定するのに似ていますが,READONLY を使用すると,STATUS='DELETE' が有効になっている状態でファイルが閉じられたときに,そのファイルが削除されるのを防ぐことができます。
Fortran I/O システムにおける基本ファイル参照権限は READWRITE です。参照が拒否されると,I/O システムは自動的に READ 参照でファイルの参照を再試行します。
ただし,/vms コンパイラ・オプションを使用した場合には,I/O システムは READ 参照による参照の再試行は行いません。このため,ファイル保護が WRITE 参照を許可していないと,実行時 I/O エラーが発生する可能性があります。書き込み参照がないファイルを読み取りたいときにこのエラーを防ぐには,READONLY を指定してください。