一時ファイル

コンパイラまたはリンカーによって作成される一時ファイルは,オペレーティング・システムが一時ファイルを格納するために使用するディレクトリに置かれます。一時ファイルを格納する際に,オペレーティング・システムはまず TMP 環境変数を確認します。

TMP 環境変数が定義されていれば,それが示すディレクトリが一時ファイルの格納に使用されます。TMP 環境変数が定義されていなければ,オペレーティング・システムは,TEMP 環境変数を確認します。TEMP 環境変数が定義されていなければ,現在の作業用ディレクトリが一時ファイルの格納に使用されます。一時ファイルは,/keep オプションが指定されていなければ,通常は削除されます。性能上の理由から,一時ファイルの格納には (ネットワーク・ドライブではなく) ローカル・ドライブを使用するようにしてください。

個々の一時ファイルのファイル名とディレクトリを確認するには,/watch:cmd オプションを使用します。現在の作業用ディレクトリにオブジェクト・ファイルを作成するには,/compile_only または /keep オプションを使用します。これにより,DF コマンド行で指定したオブジェクト・ファイル (.obj ファイル) がすべて削除されずに残されます。