構文:
/browser[:filename],/nobrowser,または /FR
/browser または /FR オプションは,ソース・ブラウザ情報の生成を制御します。/browser オプションが指定されていないと,コンパイラはブラウザ・ファイルを生成しません (/nobrowser と同じ)。
ビジュアル開発環境では,「Fortran」タブの「General」カテゴリの「Generate Source Browse Information」を指定します。また,BCSMAKE を使用する代わりに,「BrowseInfo」タブで「Build Browse info」チェックボックスを設定します。
ブラウザ情報には次の情報があります。
ソース・ファイルに含まれているすべてのシンボルに関する情報
シンボルが定義されているソース・コード行
シンボルの引用がある個々のソース・コード行
呼び出し側の関数と呼び出される側の関数間の関係
ソース・ブラウザ・ファイルの拡張子は .SBR です。
ブラウザ出力は,Browse Information File Maintenance Utility (BSCMAKE) への入力として使われます。このユーティリティは,Microsoft ビジュアル開発環境のブラウズ・ウィンドウで表示できるブラウザ情報ファイル (.BSC) を生成します。
ビジュアル開発環境では,BCSMAKE を使う代わりに,「Project Settings」ダイアログボックスを使用することができます。
「BrowseInfo」タブをクリックします。
「Build browse info file」チェックボックスを設定します。
/browser または /FR オプションが指定されている場合,複数のソース・ファイルをコンパイルすると,各ソース・ファイルが別々にコンパイルされます。ソース・ファイルを別々にコンパイルすると,手続間の最適化は行われません。