構文:
/SUBSYSTEM:{CONSOLE | WINDOWS | NATIVE | POSIX | WINDOWSCE}[,major [.minor]]
オペレーティング・システムに対して,実行形式ファイルの実行方法を指示します。副システムは次のように指定します。
CONSOLE 副システムは Win32 キャラクタ・モード・アプリケーションに使用します。Console アプリケーションには,オペレーティング・システムによってコンソールが与えられます。main または wmain が定義されていると,基本設定では CONSOLE が使用されます。
WINDOWS 副システムは,コンソールを必要としないアプリケーションに適しています。これはユーザーとの会話のために独自のウィンドウを作成します。WinMain または wWinMain が定義されていると,基本設定では WINDOWS が使用されます。
NATIVE 副システムはデバイス・ドライバに使用されます。
POSIX 副システムは,Windows NT, Windows XP と Windows 2000 の POSIX 副システムを使って動作するアプリケーションを作成します。
WINDOWSCE 副システムは Visual Fortran では使用されません。
オプションの major および minor バージョン番号は,最低限必要な副システムのバージョンを指定します。引数は範囲 0 ~ 65535 の 10 進数です。基本値は,CONSOLE と WINDOWS ではバージョン 3.10,NATIVE では 1.0 です。
副システムの選択は,プログラムの基本開始アドレスに影響を与えます。詳細については,「/ENTRY」を参照してください。