LIBRARY

構文:

LIBRARY [library] [BASE=address]

この文は,LINK に対して,DLL を作成するように指示します。LINK は,ビルド中で .EXP ファイルを使用しない限り,インポート・ライブラリーも同時に作成します。

library 引数は DLL の内部名を指定します。DLL の出力名を指定するには,「Output File Name」(/OUT) オプションを使用します。

BASE=address 引数は,オペレーティング・システムが DLL をロードするときに使用するベース・アドレスを設定します。この引数は,基本 DLL の場所 0x10000000 を置換します。ベース・アドレスについての詳細は,「/BASE」を参照してください。

また,/DLL リンカー・オプションを使って DLL ビルドを指定し,/BASE オプションを使ってベース・アドレスを設定することもできます。