プログラムのデバッグ準備

この節では,次の 2 つの場合で,プログラムのデバッグを行うための準備について説明します。

Microsoft ビジュアル開発環境で,プログラムのデバッグを行うための準備

  1. ビジュアル開発環境を起動します (「Compaq Visual Fortran 6」プログラム・フォルダの「Developer Studio」をクリックします)。

  2. 適切なワークスペースを開きます (「File」メニューの「Open Workspaces」か「Recent Workspaces」)。

  3. 「FileView」タブをクリックします。

  4. デバッグ対象のソース・ファイルを編集するには,そのファイル名をダブルクリックします。

  5. プロジェクト名をクリックします。画面は次図のようになります。「ClassView」タブは,Visual C++ がインストールされている場合にのみ表示されます。

  6. 「Build」メニューで,「Set Active Configuration」をクリックし,「Debug」構成を選択します。

  7. プロジェクトの設定を検証するには,「Project」メニューの「Settings」をクリックし,「Fortran」タブをクリックします。

  8. プログラムをコンパイルするには,次の操作を行います。

  9. 必要ならば,テキスト・エディタでコンパイラ診断メッセージの原因をすべて修正し,再コンパイルします。

  10. アプリケーションをビルドするには,「Build」メニューの「Build file.EXE」をクリックします。

  11. Squares サンプル・プログラムのデバッグ」の説明に従って,ソース・ファイル中にブレークポイントを設定し,プログラムのデバッグを行います。

コマンド行 (DF コマンド) を使用したプログラムのデバッグを行うための準備

  1. コンパイラとリンカーのエラーをすべて修正します。

  2. コマンド・コンソールで (「Compaq Visual Fortran 6」プログラム・フォルダから起動できる「Fortran Command Prompt」など),デバッグ情報をすべて要求し,最適化を行わないで,プログラムのコンパイルとリンクを行います。
    	DF /debug:full /nooptimize file.f90
    
  3. Microsoft ビジュアル開発環境を起動します。

  4. 「File」メニューの「Open Workspace」をクリックします。デバッグする実行形式ファイル (.EXE) のファイル名を指定します。

  5. 「File」メニューの「Open」をクリックします。デバッグするファイルに対応するソース・ファイル (.F90.FOR など) の名前を指定します。テキスト・エディタ・ウィンドウが現れます。画面は次図のようになります。

  6. Squares サンプル・プログラムのデバッグ」の説明に従って,ソース・ファイルの中にブレークポイントを設定し,プログラムのデバッグを行います。

「Debug」構成にソース・ブラウザ情報を追加する方法については,「構成のソース・ブラウザ情報」を参照してください。