手続のインライン展開の制御

インライン展開する手続の形式を指定するには,/inline オプションを使用します。また,複数のソース・ファイルを一緒にコンパイルし,/optimize:4 などの適切な最適化レベルを指定します。

/noinline オプションと /inline オプションを省略した場合,使用された最適化レベル (/optimize オプション) が,インライン展開される手続の形式を決定します。

/inline オプションには次のものがあります。

他の手続 (最適化レベル /optimize:4 以上でインライン展開されるもの) のインライン展開についての詳細は,「手続のインライン展開」を参照してください。

インライン展開される手続の形式を最大限に増やせば,通常は実行時性能が向上しますが,コンパイル時のメモリー使用量と実行形式ファイルの大きさが増える可能性があります。

/inline:all が特定のプログラムにとって有利かどうかを判断するには,同じプログラムを /inline:all ありとなしでコンパイルして,プログラムの実行速度の計測を行ってください。