QuickWin の「Edit」メニューからは,「Select Text」,「Select Graphics」,または「Select All」オプションを選択することができます。その後,マウスかキーボードの矢印キーを使って,選択範囲の輪郭を指定することができます。「Select Text」オプションを使用すると,選択範囲が強調表示されます。「Select Graphics」または「Select All」オプションを使用すると,選択範囲は,プログラマが指定した大きさの矩形で印がつけられます。
画面の一部を選択したら,「Edit/Copy」オプションを使うか,CTRL+INS キーの組み合わせを使って,選択範囲をクリップボードにコピーすることができます。選択した画面上の領域にテキストしか含まれていなかった場合,クリップボードにテキストとしてコピーされます。選択した画面上の領域にグラフィックスか,テキストとグラフィックスの両方が含まれていた場合,クリップボードにビットマップとしてコピーされます。
「Edit」メニューの「Paste」オプションはテキストしか貼り付けることができません。クリップボード中のビットマップは,他の Windows アプリケーションには貼り付けることができます (CTRL+V または Shift+INS のキーの組み合わせを使用します)。
画面の一部を選択するときには,次の点に注意してください。
「Edit」メニューから「Select All」オプションを選択した場合,画面全体が選択され,画面の一部を選択することはできません。
テキストの選択範囲は,SETTEXTWINDOW で設定された現在のテキスト・ウィンドウでは区切られません。
テキストがクリップボードにコピーされると,行の末尾の空白は削除されます。
ウィンドウに書き込まれたテキストは,グラフィックスによって上書きされます。この場合,テキストは画面上には見えませんが,スクリーン・テキスト・バッファにはまだ残っています。画面の一部をコピーのために選択するときには,表示はされていないが実際には存在するテキストを選択することができ,そのテキストはクリップボードにコピーされます。
「Edit」メニューから「Select Text」または「Select Graphics」を選択すると,アプリケーションは実行を停止し,現在活動状態であるウィンドウの左上隅にカレット (^) が表示され,すべてのユーザー定義のコールバックが無効になり,ウィンドウ・タイトルが「Mark Text ? windowname」または「Mark Graphics ? windowname」に変わります (windowname は現在活動状態であるウィンドウ名です)。
矢印キーかマウス・ボタンを押すことで選択を開始すると,ウィンドウ・タイトルはただちに「Select Text ? windowname」または「Select Graphics ? windowname」に変わり,その場所から選択が始まります。選択を左上隅から開始したくない場合,「Mark Text」または「Mark Graphics」がタイトルに表示された時点で,マウスを使って選択を開始する場所にカーソルを移動してください。