アプリケーション内のコードを構成する別の方法として,一部のルーチンの実行形式コードを,ダイナミック・リンク・ライブラリー (DLL) と呼ばれる別のファイルに格納し,DLL に含まれているルーチンを呼び出すようにアプリケーションを作成するというものがあります。
DLL 中のルーチンが呼び出される場合,ルーチンは必要に応じて実行時にメモリーにロードされます。これは,複数のアプリケーションが共通ルーチン・グループを使用する場合に最も有効です。これらの共通ルーチンを DLL に格納することで,DLL を呼び出す個々のアプリケーションの大きさを減らすことができます。さらに,DLL を呼び出すアプリケーションをまったく再ビルドしなくても,DLL 中のルーチンを更新することができます。
コンパイラとリンカーのオプションと,プロジェクトをビルドする方法については,「Fortran Dynamic-Link Library プロジェクト」を参照してください。