リソース・エディタでダイアログボックスを作成する時には,ボックスに含めるコントロールの形式を指定します。その後,ダイアログボックスを活動状態にするための手続を用意する必要があります。これらの手続は,ダイアログ関数と,プログラマが提供したサブルーチンの両方を使って,ユーザーのダイアログボックスへの入力に対するプログラムの応答を制御します。
アプリケーションからダイアログ・リソース・ファイルを参照するためには,プロジェクトに .RC ファイルを追加し,アプリケーションがダイアログ・インクルード・ファイルを参照できるようにし,これらのファイルのダイアログ・プロパティをダイアログ・タイプに関連付けます (「ダイアログボックスの初期化と活動状態」を参照)。
アプリケーションは,ダイアログ関数を参照するために USE DFLOGM 文を含んでいなくてはならず,リソース・エディタがそのダイアログのために作成した .FD ファイルをインクルードしなくてはなりません。次に例を示します。
PROGRAM TEMPERATURE USE DFLOGM IMPLICIT NONE INCLUDE 'RESOURCE.FD' . . ! DlgInit, DlgModal や DiagUninit などのダイアログ・ルーチンを呼び出します。 . END PROGRAM TEMPERATURE
次に示す節では,ダイアログ・アプリケーションのコーディングの方法を説明しています。