依存ファイル

依存関係行の中で,コロン (:) または 2 つのコロン (::) の後に,任意の有効なファイル名または疑似ターゲットを使ってゼロ個以上の依存ファイルを指定します。複数の依存ファイルは 1 つ以上の空白またはタブで区切ります。依存ファイルでは大文字小文字は区別されません。ファイル名ではパスを指定することができます。

推論される依存ファイル

推論される依存ファイルは,推論規則から導出され,明示的な依存ファイルの前に評価されます。推論される依存ファイルがそのターゲットよりも古い場合,NMAKE はその依存ファイルのコマンド・ブロックを呼び出します。推論される依存ファイルが存在しないか,それ自身の依存ファイルよりも古い場合,NMAKE はまず推論される依存ファイルを更新します。詳細については,「NMAKE の推論規則」を参照してください。

依存ファイルの検索パス

個々の依存ファイルは,次のように指定されるオプションの検索パスを持ちます。

{directory[;directory...]}dependent

NMAKE は,まず現在のディレクトリで依存ファイルを探し,次に指定された順序で他のディレクトリを探します。マクロは検索パスの一部または全体を指定することができます。ディレクトリ名は中括弧 ({ }) で囲みます。複数のディレクトリはセミコロン (;) で区切ります。空白やタブを使用することはできません。