タブ区切りの記録書式

プロファイラが格納するすべてのデータがタブ区切りのレポートを通して提供されます。すべてのプロファイル方式でデータベースのすべての側面が記録されるわけではないので,記録内の使用されていない欄はゼロになることがあります。たとえば,プログラムのカウントだけがプロファイルされていた場合,プログラムの合計時間はゼロになります。また,含まれているすべての関数について,関数が実行されていなかった場合でも,関数のカウントと関数のタイミングのプロファイルが表示されます。

タブ区切りの書式は,1 行に 1 記録,1 記録につき 2 ~ 8 個の欄から構成されています。次図に,データベースを Microsoft Excel にロードしたときの様子を示します。このデータベースは PLIST /T コマンド行オプションで生成されたものです。

各記録の最初の項目は書式タグ番号です。これらのタグは 0 ~ 7 の範囲で,その記録の他の欄にあるデータの種類を示しています。各記録の欄については,次の節で説明しています。

タブ区切りのレポートの先頭には,大域情報記録が書式タグの数値の順に並んでいます。特定の行または関数に関する情報を含んでいる局所情報記録は最後に生成されます。局所情報記録は行番号に基づいて並べられます。

.PBT ファイルが複数の .EXE または .DLL ファイルからの情報を含んでいる場合,大域情報はそれらのファイルすべてをカバーします。局所情報記録には,各記録が属している実行形式ファイルの名前を指定する「EXE」欄があります。