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インテル® DAAL 2017 デベロッパー・ガイド

バッチ処理

単一ベータの非有意検定

アルゴリズムの入力

線形回帰の品質メトリック・アルゴリズムの入力は次のとおりです。入力 ID をパラメーターとして、アルゴリズムの入力を提供するメソッドに渡します。詳細は、「アルゴリズム」を参照してください。

入力 ID

入力

expectedResponses

線形回帰モデルの訓練に使用する応答 (k 従属変数) を含む n x k 数値テーブルのポインター。このテーブルは、NumericTable の派生クラスのオブジェクトです。

model

線形回帰アルゴリズムの訓練段階で計算されたモデルのポインター。モデルは linear_regression::Model クラスのオブジェクトです。

predictedResponses

線形回帰アルゴリズムの予測段階で計算された応答 (k 従属変数) を含む n x k 数値テーブルのポインター。このテーブルは、NumericTable の派生クラスのオブジェクトです。

アルゴリズムのパラメーター

線形回帰の品質メトリック・アルゴリズムのパラメーターは次のとおりです。

パラメーター

デフォルト値

説明

algorithmFPType

float

アルゴリズムが中間計算に使用する浮動小数点の型。float または double を指定できます。

method

defaultDense

パフォーマンス指向の計算メソッド。アルゴリズムでサポートされている唯一のメソッドです。

useDefaultMetrics

true

ライブラリーにより提供されるデフォルトメトリックを計算する必要性を定義するフラグ。

alpha

0.05

線形回帰モデルの係数の信頼区間の計算に使用される有意レベル。

accuracyThreshold

0.001

このしきい値未満の値は、しきい値と等しいと見なされます。

アルゴリズムの出力

線形回帰の品質メトリック・アルゴリズムは次の結果を計算します。結果 ID をパラメーターとして、アルゴリズムの結果にアクセスするメソッドに渡します。詳細は、「アルゴリズム」を参照してください。

結果 ID

結果

rms

各応答 (従属変数) で計算された根平均二乗誤差を含む 1 x k 数値テーブルのポインター。デフォルトでは、この結果は HomogenNumericTable クラスのオブジェクトですが、(PackedSymmetricMatrixPackedTriangularMatrix、および CSRNumericTable を除く) NumericTable の派生クラスのオブジェクトとして定義できます。

variance

各応答 (従属変数) で計算された分散 σ2j, j = 1, … , k を含む 1 x k 数値テーブルのポインター。デフォルトでは、この結果は HomogenNumericTable クラスのオブジェクトですが、(PackedSymmetricMatrixPackedTriangularMatrix、および CSRNumericTable を除く) NumericTable の派生クラスのオブジェクトとして定義できます。

betaCovariances

k 数値テーブル、j 番目の応答 (従属変数) のベータの m x m 分散共分散行列を含む DataCollection オブジェクトのポインター。ここで、m はモデルのベータの数 (線形回帰アルゴリズムの訓練段階で interceptFlagfalse に設定された場合は、m = p; その他の場合は、m = p + 1)。NumericTable の派生クラスのオブジェクトをコレクションに含めることができます。

zScore

個々の線形回帰係数の非有意検定で使用される Z スコア統計を含む k x m 数値テーブルのポインター。ここで、m はモデルのベータの数 (線形回帰アルゴリズムの訓練段階で interceptFlagfalse に設定された場合は、m = p; その他の場合は、m = p + 1)。デフォルトでは、この結果は HomogenNumericTable クラスのオブジェクトですが、(PackedSymmetricMatrixPackedTriangularMatrix、および CSRNumericTable を除く) NumericTable の派生クラスのオブジェクトとして定義できます。

confidenceIntervals

線形回帰係数の信頼区間の範囲を含む k x 2 x m 数値テーブルのポインター。

  • confidenceIntervals[t][2*j]t 番目の応答 (従属変数) の j 番目のベータで計算された信頼区間の左範囲。

  • confidenceIntervals[t][2*j+1]t 番目の応答 (従属変数) の j 番目のベータで計算された信頼区間の右範囲。

ここで、m はモデルのベータの数 (線形回帰アルゴリズムの訓練段階で interceptFlagfalse に設定された場合は、m = p; その他の場合は、m = p + 1)。デフォルトでは、この結果は HomogenNumericTable クラスのオブジェクトですが、(PackedSymmetricMatrixPackedTriangularMatrix、および CSRNumericTable を除く) NumericTable の派生クラスのオブジェクトとして定義できます。

inverseOfXtX

(XTX)-1 行列を含む m x m 数値テーブルのポインター。ここで、m はモデルのベータの数 (線形回帰アルゴリズムの訓練段階で interceptFlagfalse に設定された場合は、m = p; その他の場合は、m = p + 1)。

ベータのグループの非有意検定

アルゴリズムの入力

線形回帰の品質メトリック・アルゴリズムの入力は次のとおりです。入力 ID をパラメーターとして、アルゴリズムの入力を提供するメソッドに渡します。詳細は、「アルゴリズム」を参照してください。

入力 ID

入力

expectedResponses

線形回帰モデルの訓練に使用する応答 (k 従属変数) を含む n x k 数値テーブルのポインター。このテーブルは、NumericTable の派生クラスのオブジェクトです。

predictedResponses

線形回帰アルゴリズムの予測段階で計算された応答 (k 従属変数) を含む n x k 数値テーブルのポインター。このテーブルは、NumericTable の派生クラスのオブジェクトです。

predictedReducedModelResponses

制約線形回帰モデルを使用した線形回帰アルゴリズムの予測段階で計算された応答 (k 従属変数) を含む n x k 数値テーブルのポインター。ここで、p ベータ係数の p - p0 はゼロに設定されます。このテーブルは、NumericTable の派生クラスのオブジェクトです。

アルゴリズムのパラメーター

線形回帰の品質メトリック・アルゴリズムのパラメーターは次のとおりです。

パラメーター

デフォルト値

説明

algorithmFPType

float

アルゴリズムが中間計算に使用する浮動小数点の型。float または double を指定できます。

method

defaultDense

パフォーマンス指向の計算メソッド。アルゴリズムでサポートされている唯一のメソッドです。

numBeta

0

予測で使用されたベータ係数の数。

numBetaReducedModel

0

制約線形回帰モデルによる予測で使用されたベータ係数の数 (p0)。ここで、p ベータ係数の p - p0 はゼロに設定されます。

アルゴリズムの出力

線形回帰の品質メトリック・アルゴリズムは次の結果を計算します。結果 ID をパラメーターとして、アルゴリズムの結果にアクセスするメソッドに渡します。詳細は、「アルゴリズム」を参照してください。

結果 ID

結果

expectedMeans

各従属変数で計算された予測応答の平均を含む 1 x k 数値テーブルのポインター。デフォルトでは、この結果は HomogenNumericTable クラスのオブジェクトですが、(PackedSymmetricMatrixPackedTriangularMatrix、および CSRNumericTable を除く) NumericTable の派生クラスのオブジェクトとして定義できます。

expectedVariance

各従属変数で計算された予測応答の分散を含む 1 x k 数値テーブルのポインター。デフォルトでは、この結果は HomogenNumericTable クラスのオブジェクトですが、(PackedSymmetricMatrixPackedTriangularMatrix、および CSRNumericTable を除く) NumericTable の派生クラスのオブジェクトとして定義できます。

regSS

各従属変数で計算された回帰平方和を含む 1 x k 数値テーブルのポインター。デフォルトでは、この結果は HomogenNumericTable クラスのオブジェクトですが、(PackedSymmetricMatrixPackedTriangularMatrix、および CSRNumericTable を除く) NumericTable の派生クラスのオブジェクトとして定義できます。

resSS

各従属変数で計算された残差平方和を含む 1 x k 数値テーブルのポインター。デフォルトでは、この結果は HomogenNumericTable クラスのオブジェクトですが、(PackedSymmetricMatrixPackedTriangularMatrix、および CSRNumericTable を除く) NumericTable の派生クラスのオブジェクトとして定義できます。

tSS

各従属変数で計算された総平方和を含む 1 x k 数値テーブルのポインター。デフォルトでは、この結果は HomogenNumericTable クラスのオブジェクトですが、(PackedSymmetricMatrixPackedTriangularMatrix、および CSRNumericTable を除く) NumericTable の派生クラスのオブジェクトとして定義できます。

determinationCoeff

各従属変数で計算された決定係数を含む 1 x k 数値テーブルのポインター。デフォルトでは、この結果は HomogenNumericTable クラスのオブジェクトですが、(PackedSymmetricMatrixPackedTriangularMatrix、および CSRNumericTable を除く) NumericTable の派生クラスのオブジェクトとして定義できます。

fStatistics

各従属変数で計算された F 統計量を含む 1 x k 数値テーブルのポインター。デフォルトでは、この結果は HomogenNumericTable クラスのオブジェクトですが、(PackedSymmetricMatrixPackedTriangularMatrix、および CSRNumericTable を除く) NumericTable の派生クラスのオブジェクトとして定義できます。

サンプル

インテル® DAAL ディレクトリーの次のサンプルを参照してください。

C++: ./examples/cpp/source/quality_metrics/lin_reg_quality_metric_set_batch.cpp

Java*: ./examples/java/source/com/intel/daal/examples/quality_metrics/LinRegQualityMetricSetBatchExample.java

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