インテル® MKL 11.3 for Windows* ユーザーズガイド

改訂: 046

新機能

インテル® マス・カーネル・ライブラリー (インテル® MKL) は、工学、科学、金融系アプリケーション向けに高度に最適化され、広範囲にスレッド化された数学関数を含むライブラリーです。Fortran および C プログラミング言語インターフェイスを提供します。インテル® MKL の C 言語インターフェイスは、C/C++ に加えて、C インターフェイスを参照可能なその他の言語で記述されたアプリケーションから呼び出すことができます。

インテル® MKL は、主要な計算分野における包括的な機能を提供します。

詳細は、『インテル® MKL リファレンス・マニュアル』を参照してください。

インテル® MKL は、マルチコア・プロセッサーを含む、最新のインテル® プロセッサー向けに最適化されています (サポートしているプロセッサーの完全なリストは、『インテル® MKL リリースノート』を参照)。 インテル® MKL は、インテル以外のプロセッサーでも動作します。

インテル® 64 アーキテクチャー・ベースの Windows* および Linux* システムでは、インテル® MKL はインテル® メニー・インテグレーテッド・コア (インテル® MIC) アーキテクチャーをサポートし、インテル® MIC アーキテクチャーへのアプリケーションの移植を支援するライブラリーを提供します。

このドキュメントでは、異なるインテル® MKL の使用法を説明して、インテル® MKL を使用したプログラミングに関連するさまざまなタスクの実行を支援します。

インテル® MKL を使用する際に、入力データが適切な形式であり、無効な文字が含まれていないことを、開発者の責任において確認してください。そうしないと、ライブラリーは予期しない動作をすることがあります。

最適化に関する注意事項

インテル® コンパイラーは、互換マイクロプロセッサー向けには、インテル製マイクロプロセッサー向けと同等レベルの最適化が行われない可能性があります。これには、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 2 (インテル® SSE2)、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3 (インテル® SSE3)、ストリーミング SIMD 拡張命令 3 補足命令 (SSSE3) 命令セットに関連する最適化およびその他の最適化が含まれます。インテルでは、インテル製ではないマイクロプロセッサーに対して、最適化の提供、機能、効果を保証していません。本製品のマイクロプロセッサー固有の最適化は、インテル製マイクロプロセッサーでの使用を目的としています。インテル® マイクロアーキテクチャーに非固有の特定の最適化は、インテル製マイクロプロセッサー向けに予約されています。この注意事項の適用対象である特定の命令セットの詳細は、該当する製品のユーザー・リファレンス・ガイドを参照してください。

改訂 #20110804