インテル(R) VTune(TM) パフォーマンス・アナライザ 8.0 Linux* 版
リリースノート

 

目次

概要
新機能
パッケージの内容
動作環境
インストール
使用上の注意
サンプリング・データを収集するアクティビティ内での CPU 単位のバッファリング使用
既知の制限事項
テクニカル・サポート
ドキュメント
追加情報
著作権/法律に基づく表示

概要

インテル(R) VTune(TM) パフォーマンス・アナライザ 8.0 Linux* 版は、グラフィカル・ユーザー・インターフェイスとコマンドラインによる、アプリケーション・コードのパフォーマンス・ボトルネックや hotspot を検出する機能を提供します。IA-32、インテル(R) エクステンデッド・メモリー 64 テクノロジー (インテル(R) EM64T) 対応プロセッサ、またはインテル(R) Itanium(R) プロセッサ・ベースのシステム上で動作する Linux* アプリケーションのパフォーマンス・データを収集、解析、表示することができます。

VTune アナライザが Eclipse* 環境に統合されている場合、次のデータ収集機能を利用できます。

インテル(R) ソフトウェア開発製品の詳しい情報については、http://www.intel.com/cd/software/products/ijkk/jpn/index.htm を参照してください。

バージョン 8.0 Linux 版の新機能

インテル(R) VTune(TM) パフォーマンス・アナライザ 8.0 Linux* 版の新機能は次のとおりです。

サポートしている Linux ディストリビューションと Linux JVM の一覧は、この後の「動作環境」セクションを参照してください。

パッケージの内容

インテル(R) VTune(TM) パフォーマンス・アナライザ Linux* 版には、次のコンポーネントが含まれています。

動作環境

このセクションでは、インテル(R) VTune(TM) パフォーマンス・アナライザの各種コンポーネントをインストールするのに必要なプロセッサ、メモリー、およびオペレーティング・システムについて説明します。

VTune アナライザのインストールに必要なプロセッサ

VTune アナライザの各種コンポーネントをインストールするのに必要なプロセッサおよびオペレーティング・システムは次のとおりです。表の各列の説明は次のとおりです。

プロセッサ
Eclipse との統合 (vtlec)
コマンドライン・インターフェイス (vtl)RDC (vtserver)
インテル(R) Celeron(R) プロセッサ+++
インテル Celeron M プロセッサ+++
インテル Celeron D プロセッサ+++
インテル(R) Xeon(R) プロセッサ+++
インテル(R) Pentium(R) 4 プロセッサ+++
インテル Pentium 4 プロセッサ・エクストリーム・エディション+++
インテル Pentium M プロセッサ+++
ストリーミング SIMD 拡張命令 3 (SSE3) 対応のインテル Pentium 4 プロセッサ+++
モバイル インテル Pentium 4 プロセッサ - M+++
インテル Xeon プロセッサ +++
インテル(R) Itanium(R) 2 プロセッサ  ++
低電圧版インテル Itanium 2 プロセッサ  ++
インテル(R) エクステンデッド・メモリー 64 テクノロジー (インテル(R) EM64T) 対応インテル Xeon プロセッサ+ + +
インテル Pentium III プロセッサ + + +
インテル Pentium 4 プロセッサ・エクストリーム・エディション+ + +

 

システムメモリーと空きディスク容量

このセクションでは、VTune アナライザを使用するのに必要なシステムメモリーと空きディスク容量について説明します。VTune アナライザで必要なシステムメモリーと空きディスク容量よりも、チューニングするアプリケーションで必要なシステムメモリーと空きディスク容量の方が大きいことがある点に注意してください。この場合、VTune アナライザとデータ収集に加えて、アプリケーションの実行に十分なシステムメモリーと空きディスク容量が必要になります。

コールグラフ・コレクターを使用してアプリケーションでデータを収集する場合、アプリケーションは通常の実行時よりも多くのシステムメモリーを必要とします。

システムメモリー

VTune アナライザを実行するのに必要なシステムメモリーは次のとおりです。

VTune アナライザのインターフェイス RAM スワップ容量
コマンドライン 256MB 256MB
Eclipse との統合環境 512MB 512MB

空きディスク容量

VTune アナライザを実行するのに必要な空きディスク容量は次のとおりです。

コンポーネント IA-32 システム インテル EM64T 搭載システム Itanium アーキテクチャ・システム
tar ファイルとその展開ファイル、およびインストールされるすべてのコンポーネント 902MB の使用可能な空きディスク容量 918MB の使用可能な空きディスク容量 617MB の使用可能な空きディスク容量
EntireX DCOM for Linux* 用の /opt/sag ディレクトリ (インストール時に作成される) 48.5MB 48.5MB 57MB
Eclipse と JRockit* のコンポーネント (/opt/intel/eclipsepackage/3.1/eclipse と /opt/intel/eclipsepackage/3.1/jrockit-jre1.5.0_03)  186.9MB 186.9MB  -

対応オペレーティング・システム

このセクションでは、VTune アナライザ Linux 版の対応オペレーティング・システムについて説明します。

Linux コマンドラインとグラフィカル・ユーザー・インターフェイスの対応オペレーティング・システム

注意:
以下に示すサポートされている Red Hat* と SuSE* ディストリビューション上でデフォルトのカーネルを使用していない場合は、インテル VTune パフォーマンス・アナライザ・ドライバ・キットを使用してカスタムカーネル環境で利用できるドライバをコンパイルしてください。インテル VTune アナライザ・ドライバ・キットは、VTune アナライザに含まれていますが、インテル(R) プレミア・サポートから入手することもできます。

サポートされている Linux ディストリビューション

VTune アナライザ Linux 版は、以下の Linux ディストリビューション上でテストされ検証されています。表中の RDC とは、サポートがリモートデータ収集を介した場合に限定されていることを示します。カーネルのバージョンは、特に明記されている場合を除いて、ユニプロセッサ・システム (UP) とマルチプロセッサ・システム (SMP) に対応しているプロセッサの両方で利用可能です。 

 

オペレーティング・システムカーネルのバージョン IA-32 インテル EM64TItanium プロセッサ・ベースのシステム
Red Hat Fedora* Core 22.6.5-1.358 +  
Red Hat Enterprise Linux* 3.0 Update 42.4.21-27.EL++ +
Red Hat Enterprise Linux 4.0 2.6.9-5.EL +++
SuSE Linux* Enterprise Server (SLES) 9.0 Service Pack 1 2.6.5-7.139++ +
SuSE Linux 9.2 2.6.8-24+ + 
Red Hat Advanced Server 2.1 Update 52.4.9-e.49 +   
Red Hat 92.4.20-31+   
SGI Pro Pack* 3.0      +
SGI Pro Pack 4.0      +
Red Flag* Linux* 5.0 2.6.9-11.19+ + 
MontaVista* Linux Carrier Grade Edition 3.1*2.4.20 RDC   
 

Red Hat 9 上でコールグラフを使用するには、次のパッチ (または新しいバージョンのパッチ) をインストールする必要があります。パッチは、http://www.fedoralegacy.org (英語) からダウンロードできます。

インテル VTune パフォーマンス・アナライザ Linux 版では、業界標準のオブジェクト・コード・フォーマット (ELF、STABS、DWARF など) に準拠したすべてのコンパイラをサポートしています。 
例えば、次のコンパイラでビルドされたアプリケーションをサポートしています。

Linux リモート・データ・コレクターの対応オペレーティング・システム

サポートされている Linux システムの一覧は、リモート・データ・コレクターの README ドキュメント (<install dir>/doc/rdc/README_RDC.txt) を参照してください。

Java* 開発キット (JDK)

Eclipse 環境に統合された VTune アナライザは、次の JDK で操作がテストされています。

VTune アナライザは、次の JDK でプロファイリングがテストされています。これらの JDK は最新のリリースを使用してください。

IA-32 システムの場合:

Itanium アーキテクチャ・システムの場合:

インテル EM64T 搭載システムの場合:

注意:
インテル EM64T 対応の Red Hat Enterprise Linux 4.0 で、VTune アナライザを BEA JRockit 1.5.0 と共に実行すると、VTune アナライザは Eclipse でクラッシュします。次のいずれかの方法でこれを回避できます。

インストール

インストール・ガイド」 (<installdir>/INSTALL.txt) を参照してください。

使用上の注意

このセクションでは、Eclipse* と統合された環境において、またはコマンドライン・インターフェイスを使用して、インテル(R) VTune(TM) パフォーマンス・アナライザ Linux* 版の起動方法について説明します。

注意:
VTune アナライザを起動するには、USER 環境変数が定義されていなければなりません。USER 環境変数は、通常ログイン時に定義されます。

注意:
X サーバーを使用して Linux システムをリモートから操作する際に最高のパフォーマンスを引き出すには、X サーバーが効率的なフォントのアンチエイリアス処理 (Hummingbird(TM) Exceed(TM) X Server v10 以降) をサポートしていることを確認してください。

インテル VTune パフォーマンス・アナライザ Linux 版の起動

統合された Eclipse 環境で、次のコマンドを使用して VTune アナライザを起動します。
    $ <install_dir>/bin/vtlec
ここで、<install_dir> はインストール・ディレクトリです。デフォルトのインストール・ディレクトリは /opt/intel/vtune です。

注意:
VTune アナライザのプロジェクトは、Eclipse のワークスペース内に保存されます。ワークスペースの場所は、vtlec の起動時に設定されます。デフォルトでは、ワークスペース・ディレクトリは現在のディレクトリに作成されます。-data オプションを使用すると、別の場所にワークスペース・ディレクトリを指定することができます。

次の例は、workspace という名前のワークスペースを /home/MyProj ディレクトリに作成します。VTune アナライザのプロジェクト・ファイルはすべて、このワークスペース・ディレクトリ内に保存されます。

    $ cd /home/MyProj
    $ /opt/intel/vtune/bin/vtlec

現在のディレクトリが MyProj ではなく、vtlec を起動して上記のセッションで作成されたプロジェクト・ファイルを表示したい場合は、次のコマンドラインを使用します。

$ /opt/intel/vtune/bin/vtlec -data /home/MyProj

Eclipse のヘルプを表示するには、[Help (ヘルプ)] - [Help Contents (ヘルプ目次)] を選択します。インテル VTune パフォーマンス・ツールに関する詳細は、ヘルプ内の次のブックに含まれています。 インテル(R) VTune(TM) パフォーマンス環境、インテル(R) VTune(TM) パフォーマンス・アナライザ、インテル(R) VTune(TM) パフォーマンス・アナライザ・リファレンス。 vtlec コマンドラインに追加可能な Eclipse オプションに関する詳細は、[Workbench User Guide] - [Tasks] - [Running Eclipse] を参照してください。

Eclipse の JVM 引数を変更するには、次のように Eclipse に標準装備されている -vmargs コマンドライン・オプションを使用します。

vtlec [platform options] [-vmargs [Java VM arguments]]

注意:
-vmargs
は、コマンドライン上の最後のオプションでなければなりません。

vtl コマンドラインの使用

インテル VTune パフォーマンス・アナライザのコマンドライン・バージョンを使用するには、次のコマンドを使用します。

    $ <install_dir>/bin/vtl

ここで、<install_dir> はインストール・ディレクトリです。デフォルトのインストール・ディレクトリは /opt/intel/vtune です。

Pause/Resume API と Stop/Start API の使用

Start/Stop API (サンプリングのみ) と Pause/Resume API を使用して、アプリケーションからデータ収集を開始し、コードの特定部分だけをプロファイルします。詳細は、インテル(R) VTune(TM) パフォーマンス・アナライザのユーザーズ・ガイドを参照してください。ユーザーズ・ガイドは、/<install_dir>/doc/users_guide/index.htm にあります。/<install_dir> はインストール・ディレクトリです。デフォルトのインストール・ディレクトリは /opt/intel/vtune です。

最大 4096 個のプロセッサのサンプリング・データ収集および解析

このセクションでは、vtl コマンドラインを使用した最大 4096 個のプロセッサのサンプリング・データ収集および解析における、本リリースの活用方法を説明します。 

  1. インテル VTune アナライザ 8.0 Linux 版をインストールして、Linux マシンでプロセッサのローカル・サンプリングをセットアップします。
  2. サンプリング・コレクターを持つアクティビティを作成して実行します。システムでサンプリングを行うプロセッサ数を制限するには、オプションの CPU マスキング機能を使用します。例えば、次の vtl コマンドは、プロセッサ 1、4 および 20-25 に対してサンプリングを実行します。

    vtl activity –c sampling –o "-cpu-mask 1,4,20-25"

     

  3. コマンドライン・ビューア (vtl) を使用して、サンプリング収集結果を開きます。 例:
     

vtl view –processes –cpu 1,4

インテル VTune パフォーマンス・アナライザ 7.2 (Windows* 版) を使用して、プロセス、モジュール、Hotspot、およびサンプリング・オーバー・タイム (SOT) ビューで、サンプリング・データ収集の結果をビジュアルに表示できます。Windows 上で GUI ビューアを使用してサンプリング・データをビジュアルに表示するには、次の操作を行います。

  1. Windows オペレーティング・システム上にインテル VTune アナライザ 7.2 以降をインストールします。
  2. ステップ 2 で収集した .tb5 ファイルを Windows マシンにコピーします。
  3. インテル VTune アナライザ 7.2 を起動して、[File (ファイル)] - [Open File (ファイルを開く)] メニューコマンドを使用して .tb5 ファイルを開きます。
  4. プロセス/モジュール/Hotspot ビューにサンプリング結果を表示します。
  5. 砂時計アイコンをクリックして、プロセス/モジュールのサンプリング・オーバー・タイム (SOT) ビューを表示します。
    注意:
    プロセッサ数が非常に多いシステムでサンプリング・データを収集すると、大量のデータが生成されます。 データ量はサンプリング・レートによって著しく影響を受けます。まず、サンプリング間隔の値を増やし、次に CPU マスキングを使用して収集されるデータの量を減らします。CPU マスキングを使用すると、データを収集するプロセッサを制限することができます。

インテル VTune パフォーマンス・アナライザと EntireX DCOM for Linux によって開始されるプロセス

VTune アナライザは、インストール中に開始され停止されるデーモンを使用します。インストール中、システムの再起動時にデーモンの自動スタートアップ (推奨されるデフォルトの動作) を選択するよう求められます。

システム管理者は、次のいずれかのコマンドを root として発行すことにより、デーモンを手動で停止または開始することができます (この操作を行う前に、su - を使用して root としてログインしてください)。

    $ /etc/rc.d/init.d/ntd start (Red Hat の場合)
    $ /etc/rc.d/init.d/ntd stop

通常、dcom start スクリプトによって約 13 個のプロセスが開始されます。必要に応じて、プロセス数を増やすことができます。現在サーバーで実行しているプロセスの数を表示するには、次のコマンドを使用します。

    $ ps -u vtunesag | wc -l # shows number of processes

サンプリング・データを収集するアクティビティ内での CPU 単位のバッファリング使用 (機能説明)

CPU 単位のバッファリングをオン/オフにする

このセクションでは、コマンドラインを使用して CPU 単位のバッファリングをオン/オフにする方法について説明します。この機能はデフォルトでは無効です。

CPU 単位のバッファリングをオンにする

1. Linux のシェル・セッションを起動します。
2. export PER_CPU_BUFFER=1 と入力します。
3. rmmod-vtune と入力します。
4. insmod-vtune と入力します。
5. 同じシェル・セッションでサンプリング・アクティビティを実行します。

CPU 単位のバッファリングをオフにする

1. Linux のシェル・セッションを起動します。
2. export PER_CPU_BUFFER=0 と入力します。
3. rmmod-vtune と入力します。
4. insmod-vtune と入力します。
5. 同じシェル・セッションでサンプリング・アクティビティを実行します。

CPU 単位のバッファリング機能を使用するには、異なるパフォーマンス・モニタリング・ユニット (PMU) の割り込みハンドラに VTune アナライザを組み込む必要があるため、システム上のすべてのユーザーは PER_CPU_BUFFER=1 または PER_CPU_BUFFER=0 で、VTune アナライザを実行しなければなりません。

サンプリング・レゾリューションとインテル VTune アナライザのオーバーヘッド

このセクションでは、サンプリングと VTune アナライザのシステム割り込みのトレードオフについて説明します。このトレードオフは、メモリーバッファからサンプリング・データを読み込み、ディスクへ書き込む CPU 単位のバッファリング・プロセスの優先度を設定することにより制御することができます。

プロセスの優先度は、PCB_PROCESS_PRIORITY 環境変数を使用してプロセスの値を指定することにより設定できます。有効な範囲は、-20~19 の値です。負の値は優先度が高く、サンプルミスが少なくなる傾向にあります。正の値は優先度が低く、コレクターのオーバーヘッドを減らしますが、サンプルミスのリスクが高くなります。値が有効範囲外であったり、PCB_PROCESS_PRIORITY が環境で設定されていない場合、デフォルト値の -1 が使用されます。

次の手順に従って PCB_PROCESS_PRIORITY 環境変数を設定します。

1. Linux のシェル・セッションを起動します。
2. export PCB_PROCESS_PRIORITY=-1 と入力します。
3. 同じシェル・セッションでサンプリング・アクティビティを実行します。

多くの場合、デフォルト値の -1 を使用すると、頻繁にシステムへの割り込みを行うことなく、大抵のワークロード条件に必要な CPU 時間が得られます。この環境変数の値は、パフォーマンス解析のニーズにあわせて調整してください。

既知の制限事項

このセクションでは、既知の制限事項と可能性のあるソリューションについて説明します。

インストールの制限

MontaVista Linux パッケージには、ターゲット・システムで利用可能なカーネルソースに一致しないバイナリカーネルが含まれているためです。

解決方法:

次の手順に従って、カーネルを再コンパイルしてください。操作を行う前に、元のカーネルのバックアップを作成しておきます。操作に関する詳細は、MontaVista Linux のドキュメントを参照してください。

1. デフォルト設定を使用してカーネルを再ビルドします (root へのアクセスが必要になります)。
# cd /usr/src
# ln –s /opt/montavista/devkit/lsp/<your_package>/linux-2.4.20_mvlcge31 linux

      <your_package> は MontaVista Linux の名前です。(例: generic_x86-pc_target-x86_pentium4)
# cd linux
# make oldconfig
# make dep
# make bzImage
3. カーネルとシステムマップを /boot にコピーします。
4. 新しいカーネル用に lilo.conf を設定します。
5. /sbin/lilo を実行して新しいカーネルをロードします。
6. マシンを再起動します。
 

一般的な制限

サンプリングの制限

[SCR #22551]

コールグラフの制限

テクニカル・サポート

インテルでは、お客様からのフィードバックを非常に重視しております。本製品で提供されるツールについてのテクニカル・サポートを受けたり、FAQ や製品のアップデート情報を含むテクニカル情報を入手するには、https://premier.intel.com でインテル(R) プレミア・サポート・アカウントに登録する必要があります。インテル(R) レジストレーション・センター で登録してください。

問題の送信方法

本バージョンのインテル(R) VTune(TM) パフォーマンス・アナライザ Linux* 版には、ご利用のシステムや VTune アナライザ Linux 版の設定に関する情報を収集するユーティリティが含まれています。これらの情報は、弊社のエンジニアがお客様の問題を解析し、迅速に解決するのに役立ちます。このユーティリティを実行して生成されるログファイルを、インテル・プレミア・サポートに問い合わせる際に添付してください。/opt/intel/vtune/bin/vtqfagent。 のコマンドを入力してユーティリティを実行します。   の実行後、生成されたログファイルの名前と場所が示されます。

問題の送信手順

  1. https://premier.intel.com にアクセスします。問題を送信するには、ブラウザで Java*、Java スクリプト、および Cookie を有効に必要があります。
  2. ログイン名とパスワードを入力します。どちらも大文字と小文字が区別されます。半角英数字と一部の記号のみ使用できます。(インテル・プレミア・サポートに登録できない場合や、アカウントにアクセスできない場合は、https://registrationcenter.intel.com/support からお問い合わせください。テクニカル・サポートへのリンクはページ下部にあります)。
  3. [Submit] ボタンをクリックします。
  4. 「Confidentiality Statement (機密保護について)」を読み、[I Accept] ボタンを押します。
  5. 左側のナビゲーション・バーの [Submit Issue] リンクをクリックします。
  6. [Product Type] ドロップダウン・リストから [Development Environment (tools,SDV,EAP)] を選択します。
  7. /opt/intel/vtune/bin/vtqfagent を実行してログファイルを生成します。このログファイルには、ご利用の環境や VTune アナライザ Linux 版の設定に関する情報が含まれています。
  8. 問い合わせ内容を入力し、ウィンドウの残りのフィールドも記入します。/opt/intel/vtune/bin/vtqfagent を実行して生成されたログファイルを添付し、問題箇所の送信を完了します。

問題の報告や製品に対するご意見を送信する際のガイドライン

ドキュメント

インテル(R) VTune(TM) パフォーマンス・アナライザ Linux* 版のドキュメントには次のものが含まれます。

コマンドライン・ヘルプ

マニュアル・ページ

VTune アナライザのマニュアルのエントリを表示するには、次の中から適切なコマンドを入力します。

注意:
マニュアル・ページをローカル言語で表示するには、システム変数の LESSCHARSET と LANG を次のように設定します。

LESSCHARSET=utf-8
LANG=ja_JP.UTF-8
 

HTML ドキュメント

VTune アナライザの HTML ドキュメントには次のコンポーネントが含まれています。

ここで、<install_dir> はインストール・ディレクトリです。デフォルトのインストール・ディレクトリは /opt/intel/vtune です。

HTML ドキュメントの表示

HTML ドキュメントの表示には、HTML 4.0 をサポートしているブラウザを使用してください。それ以前のバージョンのブラウザ (特に Netscape* および Konqueror*) では、HTML ドキュメントを正しく表示できないことがあります。

Eclipse との統合環境に関するドキュメント

統合された Eclipse* 環境では、VTune アナライザのドキュメントは Eclipse ユーザー・インターフェイスから利用できます。[Help (ヘルプ)] - [Help Contents (ヘルプ目次)] を選択し、参照するブック (インテル VTune パフォーマンス環境、インテル VTune パフォーマンス・アナライザ、またはインテル VTune パフォーマンス・アナライザ・リファレンス) をクリックして展開します。

追加情報

関連製品とサービス

ソフトウェア開発製品の詳しい情報については、http://www.intel.com/cd/software/products/ijkk/jpn/index.htm を参照してください。

関連製品には次のものが含まれます。

製品と一緒にインストールされる GNU libstdc++ ランタイム・ライブラリ

このバージョンには、製品の正しい実行に必要な、GNU libstdc++ ランタイム・ライブラリの特別ビルド・バージョンが含まれています。これらのライブラリ・バイナリを複製する必要がある場合は、以下の手順に従ってください。以下の手順は、製品を使用するためには必要ありません。

以下の手順は、gcc-core および gcc-g++ が gcc-3.2.3 でアンパックされ、ビルドが並列ディレクトリ build-3.2.3 で行われ、ビルド設定が既に完了していると仮定しています。

オリジナル tar ファイルで提供された gcc ソースファイル、makefile、その他のファイルや、ビルドプロセス中に生成されるファイルが、以下の手順で開かれたり変更されることはありません。

  1. ライブラリをビルドします。
    CD build-3.2.3
    make bootstrap
  2. リビルドする前に、デフォルトでリビルドされるファイルのログを保存します。
    CD ../gcc-3.2.3/libstdc++/libsupc++
    touch tinfo.cc tinfo2.cc   # make them rebuild
    CD -
    make &> out.txt
  3. out.txt ファイルの、"tinfo.cc" および "tinfo2.cc" を含む 4 行を、build-3.2.3/script.sh ファイルにコピーします。
    スクリプトを編集して、各ファイルの "-c" の直後に -D__GXX_WEAK__=0 を追加します。
    これらのファイルのビルド方法が変更され、type_info は、ポインタの代わりに文字列で比較されます。
    __GXX_WEAK__=0 の定義により __GXX_MERGED_TYPEINFO_NAMES=0 が定義され、type_info::before() および type_info::operator== () が typeinfo で宣言されて、それらの定義が tinfo.cc および tinfo2.cc でコンパイルされます。
  4. ファイルを再び touch します。
    CD ../gcc-3.2.3/libstdc++/libsupc++
    touch tinfo.cc tinfo2.cc
    CD -
  5. 作成されたスクリプトを実行します。コンパイラは、ビルトインのオーバーライドについてメッセージを表示します。
    __GXX_WEAK__ の値が、gcc-3.2.3/gcc/cppinit.c によって、コンパイラにビルトインされます。
    次のような警告が表示されます。
    # <command line>:1:1: warning: "__GXX_WEAK__" redefined
    CD i686-pc-linux-gnu/libstdc++-v3/libsupc++
    $OLDPWD/script.sh
  6. 構築されたファイルの依存関係を再リンクします。
    CD -
    make
    ライブラリをインストールします。
    make install

著作権/法律に基づく表示

本資料に掲載されている情報は、インテル製品の概要説明を目的としたものです。本資料は、明示、黙示、禁反言またはその他の如何を問わず、いかなる知的財産権のライセンスを許諾するためのものではありません。製品に付属の売買契約書『Intel's Terms and conditions of Sales』に規定されている場合を除き、インテルはいかなる責を負うものではなく、またインテル製品の販売や使用に関する明示または黙示の保証(特定目的への適合性、商品性に関する保証、第三者の特許権、著作権、その他、知的所有権を侵害していないことへの保証を含む)に関しても一切責任を負わないものとします。インテル製品は、医療、救命、延命措置などの目的に使用することを前提としたものではありません。

本資料およびこれに記載されているソフトウェアはライセンス契約に基づいて提供されるものであり、その使用および複製はライセンス契約で定められた条件下でのみ許可されます。本資料で提供される情報は、情報供与のみを目的としたものであり、予告なしに変更されることがあります。また、本資料で提供される情報は、インテルによる確約と解釈されるべきものではありません。インテルは本資料の内容およびこれに関連して提供されるソフトウェアにエラー、誤り、不正確な点が含まれていたとしても一切の責任を負いません。

「未使用 (reserved)」、「未定義 (undefined)」と記述されている機能や命令に関しては、今後新たに定義づけが行われる可能性があるため、設計には利用しないようご注意ください。これらの機能や命令を設計に利用した場合、定義の追加によって機能性や互換性などの面でいかなる問題が生じてもインテルは一切その責を負いません。

本資料で説明されているソフトウェアは、設計上の不具合が含まれている可能性があり、公表されている仕様とは異なる動作をする場合があります。現在確認済みの不具合については、インテルまでお問い合わせください。

Intel、インテル、Intel XScale、Celeron、Itanium、Pentium、Xeon、VTune は、米国およびその他の国における Intel Corporation またはその子会社の商標または登録商標です。

* その他の社名、製品名などは、一般に各社の商標または登録商標です。

(c) 2005, Intel Corporation.

この製品には、Apache Software Foundation (http://www.apache.org) によって開発されたソフトウェアが含まれています。Apache Software Foundation によって開発されたソフトウェアには、以下のソフトウェア・ライセンスが適用されます。

Copyright (c) 2000-2005, The Apache Software Foundation.All rights reserved.

変更の有無に関わらず、下記条件が満たされている場合に限り、ソースやバイナリ形式での再配布および使用が許可されます。

  1. ソースコードを再配布する場合は、上記の著作権表示、この条項の一覧、下記の免責事項をそのまま掲載する必要があります。
  2. バイナリ形式で再配布する場合は、配布物と共に提供されたドキュメントや他の資料に記載されている上記の著作権表示、この条項の一覧、下記の免責事項を複製する必要があります。
  3. 再配布物にエンドユーザー向けの文書が含まれている場合は、次の但し書きを付け加える必要があります。

    「この製品には、Apache Software Foundation (http://www.apache.org) によって開発されたソフトウェアが含まれています。」

    また、このようなサードパーティに関する但し書きが通常表示される箇所であれば、この但し書きをソフトウェア自体に表示することができます。

  4. 「Apache」および「Apache Software Foundation」という名称は、書面による事前の同意なしに、このソフトウェアから派生した製品の保証または宣伝を目的として使用することを禁じます。書面による同意を得る方法については、apache@apache.org にお問い合わせください。
  5. Apache Software Foundation の書面による事前の同意なしに、本ソフトウェアから派生した製品の名称およびその一部に「Apache」という語句を使用することを禁じます。

本ソフトウェアは「現状のまま」提供されるものとし、明示的または黙示的ないかなる保証も致しません。これには、商品性または特定目的への適合性に関する黙示的な保証が含まれますが、これに限りません。APACHE SOFTWARE FOUNDATION およびその関連会社は、本ソフトウェアの使用に関連して発生する、一切の直接的、間接的、偶発的、特別、懲戒的、結果的損害につき、代替製品やサービスの調達、使用不能による損失、データの損失、逸失利益、業務停止による損失を含め、かつこれらに限らず、また、かかる責任の発生原因が契約責任、厳格責任、不法行為責任(過失責任などを含む)、またはそれ以外の責任原因であるかどうかを問わず、事前にそれらの損害について知らされていた場合でも、何ら責任を負わないものとします。

OpenSource GNU C++ ランタイム・ライブラリのソースファイルは、Free Software Foundation によって公開されている GNU General Public License または GNU Lesser General Public License の下に ftp://ftp.gnu.org/pub/gnu/gcc からダウンロードできます。特定の利用条件に関する情報は、オンライン (www.gnu.org) または Free Software Foundation, Inc. (59 Temple Place, Suite 330, Boston, MA 02111-1307 USA.) から入手できます。これらのリンクは利用者の便宜を図るために提供されています。リンク先のサイトはインテルによって管理されているものではありません。リンク先のサイトの内容、またはリンク先のサイトに含まれているリンクの内容は、インテルが保証しているものではないことをご了承ください。このサイトからリンクされているサードパーティのサイトへのアクセスは、自らの責任で行ってください。

(c) 2004, Microsoft Systems Journal, All Rights Reserved.

Portions copyright (c) 2004, eHelp Corporation, All Rights Reserved.

Portions copyright (c) 1988-2001, Sequiter Software Inc. All rights Reserved.


Copyright (c) 2003, Trolltech AS, All Rights Reserved.


Copyright (c) 1989, 1991 by Jef Poskanzer.

本ソフトウェアおよび付属するドキュメントの使用、複製、変更、配布は、上記の著作権表示がすべての複製物に明記され、著作権表示とこの許可表示が複製物と共に提供されるドキュメントに明記されている場合に限り、いかなる目的においても無料で許可されます。本ソフトウェアは明示黙示を問わず、”現状のまま”提供されるものとします。


Copyright (c) 1999 Mizi Research Inc. All rights reserved.

変更の有無に関わらず、下記条件が満たされている場合に限り、ソースやバイナリ形式での再配布および使用が許可されます。

  1. ソースコードを再配布する場合は、上記の著作権表示、この条項の一覧、下記の免責事項をそのまま掲載する必要があります。
  2. バイナリ形式で再配布する場合は、配布物と共に提供されたドキュメントや他の資料に記載されている上記の著作権表示、この条項の一覧、下記の免責事項を複製する必要があります。

本ソフトウェアは「現状のまま」提供されるものとし、明示的または黙示的ないかなる保証も致しません。これには、商品性または特定目的への適合性に関する黙示的な保証が含まれますが、これに限りません。REGENTS およびその関連会社は、本ソフトウェアの使用に関連して発生する、一切の直接的、間接的、偶発的、特別、懲戒的、結果的損害につき、代替製品やサービスの調達、使用不能による損失、データの損失、逸失利益、業務停止による損失を含め、かつこれらに限らず、また、かかる責任の発生原因が契約責任、厳格責任、不法行為責任(過失責任などを含む)、またはそれ以外の責任原因であるかどうかを問わず、事前にそれらの損害について知らされていた場合でも、何ら責任を負わないものとします。 


Copyright (c) 1999 Serika Kurusugawa, All rights reserved.

変更の有無に関わらず、下記条件が満たされている場合に限り、ソースやバイナリ形式での再配布および使用が許可されます。

  1. ソースコードを再配布する場合は、上記の著作権表示、この条項の一覧、下記の免責事項をそのまま掲載する必要があります。
  2. バイナリ形式で再配布する場合は、配布物と共に提供されたドキュメントや他の資料に記載されている上記の著作権表示、この条項の一覧、下記の免責事項を複製する必要があります。

本ソフトウェアは「現状のまま」提供されるものとし、明示的または黙示的ないかなる保証も致しません。これには、商品性または特定目的への適合性に関する黙示的な保証が含まれますが、これに限りません。REGENTS およびその関連会社は、本ソフトウェアの使用に関連して発生する、一切の直接的、間接的、偶発的、特別、懲戒的、結果的損害につき、代替製品やサービスの調達、使用不能による損失、データの損失、逸失利益、業務停止による損失を含め、かつこれらに限らず、また、かかる責任の発生原因が契約責任、厳格責任、不法行為責任(過失責任などを含む)、またはそれ以外の責任原因であるかどうかを問わず、事前にそれらの損害について知らされていた場合でも、何ら責任を負わないものとします。


Copyright (c) 1996 Daniel Dardailler.

本ソフトウェアの使用、複製、変更、配布、販売は、上記の著作権表示がすべての複製物に明記され、著作権表示とこの許可表示が複製物と共に配布されるドキュメントに明記され、書面による事前の同意なしに「Daniel Dardailler」という名称をこのソフトウェアから派生した製品の宣伝を目的として使用しない場合に限り、いかなる目的においても無料で許可されます。Daniel Dardailler は、いかなる目的においても、本ソフトウェアの適合性に関して言明しません。本ソフトウェアは明示黙示を問わず、”現状のまま”提供されるものとします。

Modifications Copyright 1999 Matt Koss, under the same license as above.


Copyright (c) 2000 Hans Petter Bieker.All rights reserved.

変更の有無に関わらず、下記条件が満たされている場合に限り、ソースやバイナリ形式での再配布および使用が許可されます。

  1. ソースコードを再配布する場合は、上記の著作権表示、この条項の一覧、下記の免責事項をそのまま掲載する必要があります。
  2. バイナリ形式で再配布する場合は、配布物と共に提供されたドキュメントや他の資料に記載されている上記の著作権表示、この条項の一覧、下記の免責事項を複製する必要があります。

本ソフトウェアは「現状のまま」提供されるものとし、明示的または黙示的ないかなる保証も致しません。これには、商品性または特定目的への適合性に関する黙示的な保証が含まれますが、これに限りません。REGENTS およびその関連会社は、本ソフトウェアの使用に関連して発生する、一切の直接的、間接的、偶発的、特別、懲戒的、結果的損害につき、代替製品やサービスの調達、使用不能による損失、データの損失、逸失利益、業務停止による損失を含め、かつこれらに限らず、また、かかる責任の発生原因が契約責任、厳格責任、不法行為責任(過失責任などを含む)、またはそれ以外の責任原因であるかどうかを問わず、事前にそれらの損害について知らされていた場合でも、何ら責任を負わないものとします。


Copyright (c) 2000 TurboLinux, Inc. Written by Justin Yu and Sean Chen.

変更の有無に関わらず、下記条件が満たされている場合に限り、ソースやバイナリ形式での再配布および使用が許可されます。

  1. ソースコードを再配布する場合は、上記の著作権表示、この条項の一覧、下記の免責事項をそのまま掲載する必要があります。
  2. バイナリ形式で再配布する場合は、配布物と共に提供されたドキュメントや他の資料に記載されている上記の著作権表示、この条項の一覧、下記の免責事項を複製する必要があります。

本ソフトウェアは「現状のまま」提供されるものとし、明示的または黙示的ないかなる保証も致しません。これには、商品性または特定目的への適合性に関する黙示的な保証が含まれますが、これに限りません。REGENTS およびその関連会社は、本ソフトウェアの使用に関連して発生する、一切の直接的、間接的、偶発的、特別、懲戒的、結果的損害につき、代替製品やサービスの調達、使用不能による損失、データの損失、逸失利益、業務停止による損失を含め、かつこれらに限らず、また、かかる責任の発生原因が契約責任、厳格責任、不法行為責任(過失責任などを含む)、またはそれ以外の責任原因であるかどうかを問わず、事前にそれらの損害について知らされていた場合でも、何ら責任を負わないものとします。 


インストール時に必要な設定を行うと、Qt は GIF の読み取りをサポートします (qgif.h をご覧ください)。GIF の読み取りをサポートする場合、"The Graphics Interchange Format (c) is the Copyright property of CompuServe Incorporated. GIF(sm) is a Service Mark property of CompuServe Incorporated." という但し書きを付け加える必要があります。