インテル® C++ コンパイラー 17.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス
このトピックは、インテル® メニー・インテグレーテッド・コア (インテル® MIC) アーキテクチャーにのみ適用されます。
CPU 上で実行するバイナリーをビルドすることなく、インテル® MIC アーキテクチャーでネイティブに実行するバイナリーをビルドすることができます。
インテル® Xeon Phi™ コプロセッサー x100 製品ファミリー (開発コード名 Knights Corner) 用のインテル® MIC アーキテクチャー向けネイティブ・バイナリーをビルドするには、コンパイラーを起動するときに mmic コンパイラー・オプション (Linux*) または Qmic コンパイラー・オプション (Windows®) を指定します。 MIC_LIBRARY_PATH 環境変数を使用して、ネイティブバイナリーのビルドに必要なライブラリーの検索パスを追加することができます。
Windows® オプション /Qmic を指定する場合、コマンドラインのほかのオプションは Linux* 形式で指定する必要があります。 これは、ほかのオプションはすべてインテル® Xeon Phi™ コプロセッサー x100 製品ファミリー (開発コード名 Knights Corner) をターゲットとするインテル® 64 アーキテクチャー用のネイティブ・コンパイラー (Windows® によりホストされた Linux* コンパイラー) に直接渡されるためです。
例えば、Windows® 上でインテル® Xeon Phi™ コプロセッサー x100 製品ファミリー (開発コード名 Knights Corner) 向けのアプリケーションをデバッグする場合は、次のオプションを使用すべきです。
icl /Qmic -g
そして、Windows® 上でインテル® Xeon Phi™ コプロセッサー (開発コード名 Knights Landing) 向けのアプリケーションをデバッグする場合は、次のオプションを使用すべきです。
icl /Qmic-avx512 -g
次の情報も、ネイティブ インテル® MIC アーキテクチャー・アプリケーションに適用されます。
コンパイラー環境の設定。
インテル® MIC アーキテクチャー向けネイティブ・アプリケーションのデバッグ。デバッガーのドキュメントを参照してください。
インテル® メニー・インテグレーテッド・コア (インテル® MIC) アーキテクチャーのクラス・ライブラリー
インテル® イニシャル・メニー・コア命令 (インテル® IMCI) の組込み関数