要素別処理組込み関数 (総称):倍精度実数型の数値に変換します。
形式
result = DBLE (a)
a
(入力) 整数型,実数型,または複素数型。
結果
結果の型は倍精度実数型 (REAL(8) または REAL*8) です。1 つのデータ型を別の型に変換する関数は,代入文における暗黙の変換と同じ効果を持ちます。
a が倍精度型である場合,結果は変換なしの a の値です (DBLE(a) = a)。
a が整数型または実数型である場合,結果の精度は,a の有効けた数のうち倍精度値が含むことができるだけのけた数となります。
a が複素数型である場合,結果の精度は,a の実部の有効けた数のうち倍精度値が含むことができるだけのけた数となります。
個別名 1 | 引数の型 | 結果の型 |
---|---|---|
INTEGER(1) | REAL(8) | |
INTEGER(2) | REAL(8) | |
INTEGER(4) | REAL(8) | |
INTEGER(8) | REAL(8) | |
DBLE 2 | REAL(4) | REAL(8) |
REAL(8) | REAL(8) | |
DBLEQ 3 | REAL(16) | REAL(8) |
COMPLEX(4) | REAL(8) | |
COMPLEX(8) | REAL(8) | |
COMPLEX(16) | REAL(8) | |
1 これらの個別関数は実引数として渡すことはできません。
2 以前のバージョンの Fortran との互換性のために,DBLE を個別関数としても指定できるようになっています。 3 VMS と U*X |
互換性
CONSOLE STANDARD GRAPHICS QUICKWIN GRAPHICS WINDOWS DLL LIB
関連情報
例
DBLE (4) の値は 4.0 です。
DBLE ((3.4, 2.0)) の値は 3.4 です。