索引 : DLGSET, DLGSETINT, DLGSETLOG, DLGSETCHAR

DLGSET, DLGSETINT, DLGSETLOG, DLGSETCHAR

実行時関数：ダイアログ・コントロール変数に値を設定します。

モジュール：USE DFLOGM

形式

result = DLGSET (dlg, controlid, value [, index])
result = DLGSETINT (dlg, controlid, value [, index])
result = DLGSETLOG (dlg, controlid, value [, index])
result = DLGSETCHAR (dlg, controlid, value [, index])

dlg
(入力) 構造型 DIALOG。ダイアログボックス・パラメタを含みます。構造型 DIALOG の成分は，PRIVATE 属性で定義され，ユーザーが変更したり，個別に参照することはできません。

controlid
(入力) 整数型。ダイアログボックス内のコントロールの識別子を指定します。コントロールに対するシンボル名または識別子番号のどちらでも指定することができます。両方ともインクルード・ファイル (.FD 拡張子) に一覧表示されています。

value
(入力) 整数型，論理型，または文字型。コントロール変数の値。

index
(省略可能，入力) 整数型。値を取り出したいコントロール変数を指定します。コントロールが同じデータ型の複数の変数を持つ場合やその型の基本値を取り出したくない場合には必要です。

結果

結果の型は LOGICAL(4) です。成功すれば .TRUE. が返され，そうでなければ .FALSE. が返されます。

ダイアログボックス・コントロールに関連する変数値を設定ために DLGSET を使用することができます。各コントロールは，コントロールに関連する少なくとも 1 つの整数型，論理型，文字型の変数をもちますが，すべてを必要とするわけではありません。コントロール変数は，「コントロール指標」の表に一覧表示されています。関連するコントロールの型は，「個々のダイアログ・コントロールで使用できる指標」の表に一覧表示されています。

変数値を設定ために DLGSET を使用することができます。整数値を設定するために DLGSETINT を，論理値を設定するために DLGSETLOG を，文字値を設定するために DLGSETCHAR を使うこともできます。DLGSET を使う場合，変数型に関数が一致するかどうかを心配する必要はありません。変数に対して間違った関数型を使用した場合や利用不可な変数型を設定しようとした場合，DLGSET 関数は .FALSE. を返します。

DLGSET の呼び出しは，コントロールの値を変更するためのコールバック・ルーチンの呼び出しを引き起こしません。特に，コールバック中で DLGSET の実行は，そのコントロールに関連するコールバックの呼び出しを引き起こしません。コールバックは，ダイアログボックスのコントロールでのユーザー動作によってのみ自動的に呼び出されます。コールバック・ルーチンが呼び出される必要がある場合，DLGSET を実行した後，手動でそれを呼び出すことができます。

2 つ以上のコントロールが同じ controlid を持つ場合，これらのコントロールを DLGSET 操作で使用することはできません。この場合，関数は .FALSE. を返します。

互換性

CONSOLE STANDARD GRAPHICS QUICKWIN GRAPHICS WINDOWS DLL LIB

例

	USE DFLOGM
	INCLUDE "DLGRADAR.FD"
	TYPE (DIALOG)  dlg
	LOGICAL        retlog
	...
	retlog = DLGSET (dlg, IDC_SCROLLBAR1, 400, dlg_range)
	retlog = DLGSET (dlg, IDC_CHECKBOX1, .FALSE., dlg_status)
	retlog = DLGSET (dlg, IDC_RADIOBUTTON1, "Hot Button", dlg_title)
	...