ダイアログは,ユーザーにアプリケーションを制御するように求めるユーザーにやさしい手段です。実行中のアプリケーションは,画面上にダイアログボックスを表示することで,ユーザーにボタンやスクロールバーをクリックさせて,データを入力させたり,次の処理を選択させることができます。
Visual Fortran に含まれているダイアログ関数を使うと,アプリケーションにダイアログボックスを追加することができます。これらの関数はダイアログボックスとそのコントロール (スクロールバー,ボタンなど) を定義し,ユーザーの行った選択に応じて,プログラマが用意したサブルーチンを呼び出します。
ダイアログボックスには次の 2 つの形式があります。
Fortran Windows アプリケーション,Fortran QuickWin アプリケーション (複数文書),Fortran Standard Graphics アプリケーション (QuickWin 単一文書),Fortran Console アプリケーション,Fortran DLL,および Fortran Static Library プロジェクトを含む任意の Fortran プロジェクト・タイプで使用することができます。
Fortran Windows プロジェクト・タイプでしか使用できません。
プログラムがモーダル・ダイアログボックスを表示した場合 (任意のプロジェクト・タイプ),ユーザーが明示的にデータを入力し,ダイアログボックスを閉じないと,アプリケーションは実行を再開することができません。
プログラムがモードレス・ダイアログボックスを表示した場合 (Fortran Windows プロジェクト・タイプ),アプリケーションは実行を続けます。ユーザーはモードレス・ダイアログボックスと,アプリケーション内の他のウィンドウ間で切り替えを行うことができます。
ダイアログの作成には 2 つの手順があります
ダイアログボックスの外観と,ダイアログボックスが含むコントロール名とプロパティを指定します。
ユーザーの選択を認識し,それに応答することで,これらのコントロールを活動状態にするアプリケーションを作成します。
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