ダイアログ・コントロールの使用

リソース・エディタに用意されているダイアログ・コントロールは高機能かつ柔軟であり,これらを組み合わせて使うことで,アプリケーションのための高度でユーザーにやさしいインタフェースを提供することができます。この節では,使用可能なダイアログ・コントロールについて説明します。

アプリケーションはいつでも任意のコントロールを無効にし,変更し,ユーザーに対して応答しないようにすることができます。これは,DLGSET または DLGSETLOG によってコントロール指標 DLG_ENABLE.FALSE. に設定することで行います。次に例を示します。

	LOGICAL retlog
	retlog = DLGSET (dlg, IDC_CHECKBOX1, .FALSE., DLG_ENABLE)

この例は,IDC_CHECKBOX1 という名前のコントロールを無効にします。

リソース・エディタでダイアログボックスを作成すると,ダイアログ・コントロールにはタブ順が与えられます。ユーザーが Tab キーを押すと,ダイアログボックスのフォーカスはタブ順中で次に位置するコントロールに移動します。基本設定では,コントロールのタブ順は,コントロールが作成された順序と等しくなります。しかし,これはプログラマが望む順序ではないかもしれません。

順番を変更するには,リソース・エディタの「Layout」メニューから「Tab Order」を選択します (または CTRL+D のキーの組み合わせを押します)。個々のコントロールの横にタブ番号が表示されます。タブ順中で先頭にしたいコントロールをマウスでクリックし,次に 2 番目にしたいコントロールをクリックし,以下同様にクリックしていきます。タブ順は,ユーザーがグループボックスのホットキーを押した時にフォーカスを受け取るコントロールも決定します (「グループボックスの使用」を参照)。

ダイアログ関数を使用する Visual Fortran サンプルについての詳細は,...\DF98\SAMPLES\DIALOG フォルダを参照してください。

次に示す節では,ダイアログ・コントロールの機能と使用方法について説明しています。

ダイアログ中の ActiveX コントロールに関しては,「ActiveX コントロールの使用」を参照してください。