GOTO - 計算形

:式の値に基づいて,文番号付きの飛び先文の組の 1 つに制御を移します。これは Fortran 95 の廃止予定事項です。

形式

GO TO (label-list)[,] expr

label-list
計算形 GO TO 文と同じ有効域にある有効な飛び先文の文番号 (コンマで区切られた) 並び (これは転送並びとも呼ばれます)。この並び中で同じ文番号を複数回指定することができます。

expr
範囲 1 ~ n のスカラ数値式。ここで n は,label-list に含まれる文番号の数を表します。必要ならば整数型に変換されます。

規則と振る舞い

計算形 GO TO 文が実行されるときには,まず式が評価されます。式の値は,対応する文番号並び中での文番号の順序位置を表します。制御はその文番号によって識別される文に移されます。たとえば,並びが (30,20,30,40) で,式の値が 2 だった場合,制御は文番号 20 によって表される文に移されます。

式の値が 1 よりも小さいか,並びに含まれる文番号の数よりも大きい場合,制御は計算形 GO TO 文の次の実行文または実行構文に移ります。

互換性

CONSOLE STANDARD GRAPHICS QUICKWIN GRAPHICS WINDOWS DLL LIB

関連情報

GOTO - 単純GOTO - 割当て形実行制御

次の例は,有効な計算形 GO TO 文を示しています。

	GO TO (12,24,36), INDEX
	GO TO (320,330,340,350,360), SITU(J,K) + 1

以下に別の例を示します。

		next = 1
	!
	!	以下の文は,制御を文番号 10 に移します。
	!
		GOTO (10, 20) next
		...
	10	CONTINUE
		...
	20	CONTINUE