REWIND

:順編成ファイルの位置をファイルの先頭 (始点) に置きます。これは以下のいずれかの形式を取ります。

形式

REWIND ([UNIT=]io-unit [, ERR=label] [, IOSTAT=i-var])
REWIND io-unit

io-unit
(入力) 外部装置指定子。

label
エラーが発生した場合に制御を受け取る飛び先文の文番号。

i-var
(出力) エラーが発生した場合には正の整数,エラーが発生しなかった場合にはゼロとして定義されるスカラ整数変数。

規則と振る舞い

装置番号はディスクまたは磁気テープ上のファイルを参照していなくてはならず,ファイルは順番,直接,または追加探査として開かれていなくてはなりません。

REWIND が直接探査ファイルで実行される場合,NEXTREC 指定子には値 1 が割り当てられます。

ファイル位置がすでに始点に置かれている場合,REWIND 文は効果を持ちません。

開かれていない装置に対して REWIND 文を指定した場合,REWIND 文は効果を持ちません。

互換性

CONSOLE STANDARD GRAPHICS QUICKWIN GRAPHICS WINDOWS DLL LIB

関連情報

OPENREADWRITEデータ転送 I/O 文飛び先指定子

次の文は,I/O 装置 3 に接続されているファイル位置を,ファイルの先頭に変更します。

	REWIND 3

次の文を考えます。

	REWIND (UNIT=9, IOSTAT=IOS, ERR=10)

この文は,装置 9 に接続されているファイル位置を,ファイルの先頭に置きます。エラーが発生すると,制御は 10 という文番号の付いた文に移され,変数 IOS には正の整数が格納されます。

以下に他の例を示します。

	WRITE (7, '(I10)') int
	REWIND (7)
	READ (7, '(I10)') int