整数型は以下のように宣言することができます。
INTEGER
INTEGER([KIND=]n)
INTEGER*n
n
1,2,4,または 8 の種別値。
種別パラメタが宣言されていると,整数は宣言された種別値を持つことになります。種別パラメタが宣言されていなければ,整定数は以下のように解釈されます。
整定数が基本整数型の種別値範囲に含まれている場合,種別値は基本整数型となります。
整定数が基本整数型の種別値範囲に含まれていない場合,整定数の種別値は,その定数を保持できる最も小さい整数の種別値となります。
/integer_size:size コンパイラ・オプションまたは,INTEGER 指示文を使って基本指定の結果を変えることができます。
組込み問合せ関数 KIND は,種別パラメタ値を返します。整数値の与えられた範囲を提供する種別パラメタ値を見つけるために,組込み関数 SELECTED_INT_KIND を使うことができます。10 進数指数範囲は,組込み関数 RANGE によって返されます。
整数データ型の詳細については,「整定数」を参照してください。
例
以下の例は,整数変数をどのように宣言することができるかを示しています。
言語要素を主体とした例:
INTEGER, DIMENSION(:), POINTER :: days, hours INTEGER(2), POINTER :: k, limit INTEGER(1), DIMENSION(10) :: min
属性を主体とした例:
INTEGER days, hours INTEGER(2) k, limit INTEGER(1) min DIMENSION days(:), hours(:), min (10) POINTER days, hours, k, limit
論理値が期待される特殊な場合で整数を使うことができます。たとえば,以下のような条件を評価する論理式の中などです。
INTEGER I, X READ (*,*) I IF (I) THEN X = 1 END IF