一般コンパイラ指示文:基本整数型種別を指定します。
形式
cDEC$ INTEGER:{ 2 | 4 | 8 }
c
次のいずれか:C (または c),!,* (「一般コンパイラ指示文の構文規則」を参照)
規則と振る舞い
INTEGER 指示文は,基本整数値の大きさを 1 (KIND=1),2 (KIND=2),4 (KIND=4),または 8 (KIND=8) バイトとして指定します。
INTEGER 指示文が有効になっていると,すべての基本整数変数が,指示文で指定された種別となります。影響を受けるのは,KIND なしで INTEGER として指定された,または暗黙のうちにそのように指定された数値だけです。
INTEGER 指示文はプログラム単位の先頭にしか置けません。プログラム単位とは,主プログラム,外部サブルーチンあるいは関数,モジュール,または初期値設定プログラム単位のことです。この指示文はプログラム単位とプログラム単位の間や,内部副プログラムの先頭には置けません。指示文を含んでいるプログラム単位中の USE 文で呼び出されるモジュールには影響しません。
基本論理型種別パラメタは,基本整数型種別パラメタと同じです。したがって,基本整数型種別パラメタを変更すると,基本論理型種別パラメタも変更されます。
次の形式も使用できます:!MS$INTEGER:{2|4|8}
互換性
CONSOLE STANDARD GRAPHICS QUICKWIN GRAPHICS WINDOWS DLL LIB
関連情報
例
INTEGER i ! 4 バイト整数 WRITE(*,*) KIND(i) CALL INTEGER2( ) WRITE(*,*) KIND(i) ! 依然として 4 バイト整数 ! サブルーチン中での設定には影響されない。 END SUBROUTINE INTEGER2( ) !DEC$ INTEGER:2 INTEGER j ! 2 バイト整数 WRITE(*,*) KIND(j) END SUBROUTINE