一般コンパイラ指示文:基本実数型種別を指定します。
形式
cDEC$ REAL:{ 4 | 8 }
c
次のいずれか:C (または c),!,* (「一般コンパイラ指示文の構文規則」を参照)
規則と振る舞い
REAL 指示文は,基本実数値の大きさとして 4 (KIND=8) または 8 (KIND=8) バイトを指定します。REAL 指示文が有効になっていると,すべての基本実数型変数は,指示文で指定された種別となります。影響を受けるのは,KIND なしで REAL として指定された,または暗黙のうちにそのように指定された数値だけです。
REAL 指示文はプログラム単位の先頭にしか置けません。プログラム単位とは,主プログラム,外部サブルーチンあるいは関数,モジュール,または初期値設定プログラム単位のことです。この指示文はプログラム単位とプログラム単位の間や,内部副プログラムの先頭には置けません。指示文を含んでいるプログラム単位の中の USE 文で呼び出されるモジュールには影響は及びません。
次の形式も使用できます:!MS$REAL:{4|8}
互換性
CONSOLE STANDARD GRAPHICS QUICKWIN GRAPHICS WINDOWS DLL LIB
関連情報
例
REAL r ! 4 バイト REAL WRITE(*,*) KIND(r) CALL REAL8( ) WRITE(*,*) KIND(r) ! 依然として 4 バイト REAL ! サブルーチンでの設定には影響されません。 END SUBROUTINE REAL8( ) !DEC$ REAL:8 REAL s ! 8 バイト REAL WRITE(*,*) KIND(s) END SUBROUTINE