プログラム単位と手続

Fortran 95/90 プログラムは,1 つまたは複数のプログラム単位で構成されています。プログラム単位には,次の 4 つの形式があります。

プログラム単位は実行文を含んでいる必要はありません。たとえば,サブルーチンのためのインタフェース宣言を含んでいるモジュールであってもかまいません。

プログラムの実行中に,特定の作業を実行するために手続を呼び出すことができます。手続には,次に示すようにいくつかの種類があります。

手続の種類 説明
外部手続 他のプログラム単位の一部でない手続
モジュール手続 モジュール内で定義されている手続
内部手続 1 主プログラム,関数,またはサブルーチンに含まれている (文関数以外の) 手続
組込み手続 Fortran 言語で定義されている手続
仮手続 手続として指定された,または手続引用に現れた仮引数
文関数 1 つの文によって定義される計算手続
1 内部手続を含んでいるプログラム単位は,その親プログラムと呼ばれます。

式の中で関数を呼び出すには,関数の名前か,定義された演算子を使用します。これは式の評価に使われる 1 つの値 (関数結果) を返します。

サブルーチンは,CALL 文で,またはユーザー定義代入文によって呼び出されます。直接に値を返すことはしませんが,呼び出し側プログラムが認識している引数 (または変数) を通して,呼び出し側プログラム単位に値を渡すことができます。

関数とサブルーチンでは,(直接または間接の) 再帰が許されています。

手続インタフェースは,呼び出し側プログラムと対話を行う,または呼び出し側プログラムが関心を抱いている手続のプロパティを引用します。手続インタフェースはインタフェース宣言中で明示的に定義することができます。初期値設定プログラム単位を除くすべてのプログラム単位が,インタフェース宣言を含むことができます。

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