斜線編集記述子は,現在の記録のデータ転送を終了し,新しい記録のデータ転送を開始します。これは次の形式を取ります。
[r]/
r は書式反復数です。これは正の基本整数型定数表現でなくてはなりません。種別パラメタは指定できません。
r の範囲は,Alpha および ia64 プロセッサーでは 1 ~ 2147483647 (2**31-1),ia32 プロセッサーでは 1 ~ 32767 (2**15-1) です。r が省略された場合,値 1 が使用されます。
複数の斜線を指定すると,システムは以下に説明するように,入力記録を読み飛ばしたり,空白記録を出力します。
2 つの編集記述子間に n 個の連続した斜線が現れた場合,入力時に n - 1 個の記録が読み飛ばされるか,n - 1 個の空白記録が出力されます。最初の斜線は現在の記録を終了させます。第 2 の斜線は最初に読み飛ばされた,または空白記録を終了させます (以下同様)。
WRITE (6,99) 99 FORMAT ('1',T51,'HEADING LINE'//T51,'SUBHEADING LINE'//)
この場合には,以下の行が書き込まれます。
ページの先頭列 50 | HEADING LINE (空白行) SUBHEADING LINE (空白行) (空白行)
印字される記録の最初の文字は制御文字として予約されることに注意してください (詳細については,「書式付き記録の印字」を参照してください)。
例
! 以下の文は,スプレッドシートの行と列のラベルを出力します: WRITE (*, 100) 100 FORMAT (' A B C D E' & /,' 1',/,' 2',/,' 3',/,' 4',/,' 5')
この例は,以下の出力を生成します。
A B C D E 1 2 3 4 5
関連情報
制御編集記述子の形式については,「制御編集記述子の形式」を参照してください。