CARRIAGECONTROL 指定子は,ファイルがターミナルに表示されるときに使用される復帰制御の形式を指定します。これは次の形式を取ります。
CARRIAGECONTROL = cc
cc
以下のいずれかの値に評価されるスカラ基本文字式。
'FORTRAN' | 最初の文字を通常の Fortran 式に解釈することを指定します。 |
'LIST' | 記録間に改行を 1 つ入れるように指定します。 |
'NONE' | 復帰制御処理を行わないことを指定します。 |
2 進ファイル (WNT,W9*) と書式なしファイルの基本値は 'NONE' です。書式付きファイルの基本値は 'LIST' です。ただし,/vms または /fpscomp:general コンパイラ・オプションを使用し,装置がターミナルに接続されている場合,基本値は 'FORTRAN' になります。
出力では,ファイルが CARRIAGECONTROL='FORTRAN' で開かれるか,ファイルが fortpr 書式ユーティリティで処理された場合,ライン・プリンタやターミナルに送られる記録の第 1 文字は一般的に印字されない文字ですが,行送りの制御に使われます。
関連情報
印字のための有効な制御文字については,「書式付き記録の印字」を参照してください。