「Project」メニューの「Settings」を選択して表示される「Project Settings」ダイアログボックスでは,「コンパイラとリンカーのオプション」で説明しているコンパイラまたはリンカー・オプションを設定することができます。このダイアログボックスの「Fortran」タブには,設定可能ないくつかのオプションのカテゴリが表示されています。
Visual Fortran には,プロジェクト設定を保存し,同じプロジェクト・タイプの別プロジェクトで再利用できる機能があります。たとえば,設定したプロジェクト環境を Fortran QuickWin プロジェクト用に保存し,新しい Fortran QuickWin プロジェクト・タイプを作成するときに,この保存済み設定を基本設定として使用することができます。
保存される Fortran 環境プロジェクト設定は,「Project Settings」ダイアログボックスの「Fortran」タブと,表示されるツール・タブに関連付けられたものです。以下のことができます。
適切なワークスペースを開きます。
必要に応じて「Project Settings」ダイアログボックスを変更します。出力ファイルにファイル名を指定する場合,ファイル名を変更して基本ファイル名前付け規約を使用することもできます。
プロジェクト設定環境の保存
「Save Fortran Console Environment」ダイアログボックスには,「Fortran」タブと「Linker」タブがあり,それぞれのプロジェクト設定を表示することができます。選択されたタブの「Release」と「Debug」の構成値が表示されます。表示されている値に問題がないことを確認してください。
「Saved Fortran Console Environment as:」編集ボックスで,保存する環境の名前を指定することができます。
「Save Environment」ボタンをクリックすると,これらの設定をプロジェクト設定環境として保存することができます。
保存済みプロジェクト設定環境を新しいプロジェクトで使用する方法
保存済み Fortran 環境の使用
選択した Fortran プロジェクト・タイプについて,保存済み Fortran 環境の一覧が表示されます。いずれかの Fortran 環境を選択してください。プロジェクト設定オプションを見て,選択した環境が正しいことを確認してください。
作成する Fortran プロジェクトに適した Fortran 環境を選択したら,「Apply」ボタンをクリックします。これで,新しいプロジェクトでは保存済み設定が使用されるようになります。
ソース・ファイルの追加など,新しいプロジェクト作成用の他の作業を実行します。
保存済み Fortran 環境の管理
このダイアログボックスは,各プロジェクト・タイプに関連した Fortran 環境を表示します。プロジェクト・タイプに関連した Fortran 環境を表示するには,プロジェクト・タイプをダブルクリックします。
Fortran 環境の名前をクリックします。
「Fortran」タブのプロジェクト設定を確認します。
他のツール・タブ (「Linker」など) をクリックし,そのツールのプロジェクト設定を確認します。
必要ならば,別の Fortran 環境をクリックします。
環境またはプロジェクト・タイプの名前をクリックします。
「Display Environments with Duplicate Settings」ボタンをクリックします。
Fortran 環境のプロジェクト設定がすべて異なっていれば,「No Duplicates Found」と表示されす。
Fortran 環境に同一のプロジェクト設定が含まれている場合,重複する環境が表示されます。
環境またはプロジェクト・タイプの名前をクリックします。
「Delete」ボタンをクリックします。
削除確認ボックスで「OK」をクリックします。