DF コマンドで使用される環境変数

次表に,DF コマンドに影響を与える環境変数を示します。

DF コマンドに影響を与える環境変数

環境変数 説明
PATH PATH 環境変数は検索パスを設定します。
LIB リンカーは,LIB 環境変数を使って .LIB ファイルの場所を決定します。LIB 環境変数が設定されていなければ,リンカーは現在のディレクトリで .LIB ファイルを探します。
LINK_F90 LINK_F90 環境変数は,IMSL ライブラリー (プロフェッショナル版) のリンクに使用されるライブラリー一覧を含んでいます。この一覧については,「ライブラリーの名前付け規約」に説明があります。
INCLUDE メイク機能 (NMAKE) は,INCLUDE 環境変数を使って,インクルード・ファイルとモジュール・ファイルの場所を特定します。Visual Fortran コンパイラは,INCLUDE 環境変数を使って,INCLUDE 文によって取り込まれるファイルや,USE 文で引用されているモジュール・ファイルの場所を特定します。同じように,リソース・コンパイラは,INCLUDE 環境変数を使って,#include ファイルと RCINCLUDE ファイルの場所を特定します。
DF DF 環境変数は,頻繁に使用する DF オプションとファイルを指定するために使用することができます。DF 環境変数で指定されたオプションとファイルは,DF コマンドに追加され,コマンド行で指定されたどのオプションよりも前に処理されます。コマンド行でオプションを指定することで,DF 環境変数で指定されたオプションを上書きすることができます。

DF 環境変数を使って頻繁に使用するオプションを指定する方法については,「DF 環境変数を使ってオプションを指定する方法」を参照してください。

これらの環境変数は,DFVARS.BAT ファイルか,「Fortran Command Prompt」を使って設定することができます (『Compaq Visual Fortran Installing and Getting Started』の「7.3 Using the Command-Line Interface」を参照してください)。

実行時に認識される環境変数一覧については,「実行時の環境変数」を参照してください。