基本設定では,DF コマンドは Fortran Console アプリケーションをビルドするために必要なライブラリーを,それを生成するリンク・コマンドに自動的に追加します。
/libs:dll オプションは,シングルスレッド DLL に対してリンクを行うことを指定します。他の /libs オプションを使えば,他の形式のライブラリーをリンクすることができます。/libs:static オプション (基本設定) は,シングルスレッド・スタティック・ライブラリーのリンクを指定します。
コマンド行でライブラリーを指定すれば,別ライブラリーとにリンクすることもできます。
たとえば,次のコマンドはスタティック・ライブラリーとリンクを行います。基本ライブラリーに加えて,mylib.lib もリンクします。
DF x.f90 mylib.lib
次のコマンドは,シングルスレッド DLL とリンクを行います。
DF x.f90 /libs:dll
次のコマンドは,シングルスレッド DLL とリンクを行います。基本ライブラリーと mylib.lib もリンクします。
DF x.f90 /libs:dll mylib.lib
ダイナミック・リンク・ライブラリーの作成方法については,「/dll」を参照してください。
リンクできるライブラリー形式についての詳細は,次の節を参照してください。
Visual Fortran および Visual C++ プログラムのコンパイルとリンクの方法 (および使用されるライブラリー) についての詳細は,「一貫性のあるライブラリー形式の指定」を参照してください。