構文:
/iface[:keyword...]
/iface オプションは,プログラムが一般的な引数と隠された文字長を持つ文字引数に使用する引数渡し規約の形式を決定します。
ビジュアル開発環境では,「Fortran」タブの「External Procedures」カテゴリの「Default Calling Conventions and the String Length Argument Passing」を指定します。
次に /iface のキーワードを示します。
/iface:cref | /iface:default | /iface:stdref | |
引数の渡し方 | 参照渡し | 参照渡し | 参照渡し |
ia32 システムで名前に @n を追加するか? | いいえ | はい | はい |
スタックを誰がクリーンアップするのか? | 呼び出した側 | 呼び出された側 | 呼び出された側 |
可変個の引数がサポートされるか? | はい | いいえ | いいえ |
隠された文字長を,引数並びの対応する文字引数の直後に置くように要求します。これは Microsoft Fortran PowerStation が使用する方法です。
隠された文字長を,引数並びの末尾に置くように要求します。これは,Compaq Fortran for Tru64 UNIX が基本設定として使用する方法です。文字引数を受け渡す言語が混在したプログラムを移植するときには,このオプションを正しく指定するか,ソース・コード中で長さが隠された文字長を持つ文字引数の順序を変更する必要があります。
/iface オプションを省略すると,次の設定が使用されます。
/iface=(default,mixed_str_len_arg)
引数渡しについての詳細は,「言語が混在したプログラミング」を参照してください。