構文:
/libdir[:keyword],/nolibdir,/Zl,または /Zla
/libdir,/Zl,または /Zla オプションは,コンパイラが生成するオブジェクト・ファイルに,ライブラリー検索パスが挿入されるかどうかを制御します。
次に /libdir のオプションを示します。
/libdir:all または /libdir | /libdir:none,/nolibdir,または /Zla |
/libdir:automatic | /libdir:user |
DF コマンド・ドライバによって自動的に決定されたライブラリーと,cDEC$ OBJCOMMENT LIB コンパイラ指示文で指定されたライブラリーのためのリンカー検索パス指示文を挿入するように要求します。/libdir:all を指定するのは,/libdir:(automatic, user) と同じです。これは基本設定です。
(自動的なものも,ユーザー指定のものも含めて) どのリンカー検索パス指示文もオブジェクト・ファイルに挿入されないようにします。
DF コマンド・ドライバによって自動的に決定されたライブラリー (基本ライブラリー) のためのリンカー検索パス指示文を挿入するように要求します。基本ライブラリーのためのリンカー指示文が挿入されるのを防ぐには,/libdir:noautomatic または /Zl を指定します。ビジュアル開発環境では,「Fortran」タブの「Libraries」カテゴリの「Disable Default Library Search Rules」(/libdir:noautomatic のため) を指定します。
cDEC$ OBJCOMMENT LIB コンパイラ指示文で指定されたライブラリーのためのリンカー検索パス指示文を挿入するように要求します。cDEC$ OBJCOMMENT LIB コンパイラ指示文で指定されたライブラリーのためのリンカー指示文が挿入されるのを防ぐには,/libdir:nouser を指定します。ビジュアル開発環境では,「Fortran」タブの「Libraries」カテゴリの「Disable OBJCOMMENT directives」(/libdir:nouser のため) を指定します。