構文:
/link:options または /nolink
(オプションを指定しない) /link オプションは,その後に指定するオプションを,リンカーにそのままの形で渡します (「リンカー・オプションと関連情報」を参照)。また,/link:options の形式でも,リンカーに渡すオプションをそのままの形で指定することができます。
コマンド行上で,リンクする追加のライブラリーを指定するには,DF コマンド行で,/link オプションの前または後にライブラリー名を指定します。ただし,リンカー・オプションの /nodefaultlib は /link オプションの後になくてはなりません。
DF /compiler-options filename.f90 mylib.lib /link /nodefaultlib
ビジュアル開発環境では,「Project」メニューから「Settings」を選択し,「Project Settings」ダイアログボックスの「Link」タブを使って,リンカー・オプションを指定することができます。たとえば,ビジュアル開発環境で,リンクする追加のライブラリーを指定するには,次の操作を行います。
「Project」メニューの「Settings」をクリックして,「Project Settings」ダイアログボックスを表示します。
「Link」タブをクリックします。
「General」カテゴリを選択します。
「Object/Library modules」で,mylib.lib のように,リンクする追加のライブラリーの名前を入力します。
操作を終えたら「OK」をクリックします。
/nolink オプションはリンクを禁止し,1 つのプログラムをコンパイルするだけの場合でもオブジェクト・ファイルを強制的に生成します。/nolink オプションの後に指定されたオプションはすべて無視されます。
リンク・エラーが発生した場合,「リンカーの診断メッセージとエラー状態」を参照してください。