データが位置合わせされなくなるのを防ぐためのデータ宣言の順序

新規のプログラムや,ソース・コードの宣言を簡単に変更できるプログラムでは,データ宣言の順序を慎重に計画し,共通ブロック,構造型データ,記録構造体,または EQUIVALENCE 文によって等価にされたデータ項目が自然に位置合わせされるようにします。

位置合わせされないデータが生じるのを防ぐには,次の規則を使用します。

データを宣言する時,KIND パラメタを指定するような明示的な長さの宣言の使用を考慮します。たとえば,INTEGER ではなく INTEGER(KIND=4) (または INTEGER(4)) を指定します。基本長さ (たとえば,INTEGERLOGICALREAL,および COMPLEX) を使用する場合,コンパイラ・オプション /integer_size:num および /real_size:num が個々の欄のデータ宣言の大きさを変更することができ,データ宣言で注意深く計画した宣言順のデータ位置合わせを変更してしまうことに注意してください。

データ宣言のガイドラインに従うことで,/align オプションを使って,データを自然に位置合わせさせるための充填バイトを追加する必要性を最小限に抑えることができます。どうしても /align オプションが必要な場合でも,データ宣言のガイドラインに従うことで,コンパイラが追加する充填バイト数を最小限に抑えることができます。

データ宣言のガイドラインについては,次のトピックで説明しています。