データの位置合わせと,配列および I/O の効率的な使用以外にも,他のソース・コーディングのガイドラインを実装することで実行時性能を向上させることができます。
実行時性能がどの程度向上するかは,文の実行回数に関連しています。たとえば,ループ中で実行される算術式を改善すれば,ループ外で 1 回しか実行されない同じような式を改善するよりも性能に大きな影響があります。
次の節では,ソース・コードの効率の改善に関するガイドラインを示しています。
小さな整数と小さな論理データ項目を避ける (ia64 のみ)
混合データ型の算術式を避ける
効率的なデータ型を使用する
実行速度の遅い算術演算子の使用を避ける
EQUIVALENCE 文の使用を避ける
文関数と内部副プログラムを使用する
DO ループの効率を考慮してコーディングする