Visual Fortran などの 32 ビット・ワード環境では,すべてのデータ型が連続するワードの副構成要素 (バイト) であるか,連続する複数のワードであるので,データの記憶領域に関する問題は生じないように思われるかもしれません。しかし,2 進数データを異なるシステム間 (中間記憶媒体 (ディスクやテープ) か,直接接続 (シリアル・ポートやネットワーク) を通して) で転送するときには,連続したビットとバイト順序の定義の違いにより問題が生じます。次の議論では,議論を単純にするために,通常問題となるワード内でのバイト順序のみを取り上げます。詳細については,『On Holy Wars and a Plea for Peace』(Danny Cohen, IEEE Computer, vol. 14, pp. 48-54, 1981) を参照してください。
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