要素別処理組込み関数 (総称):引数を倍精度複素数型に変換します。この関数は実引数として渡すことはできません。
形式
result = DCMPLX ( x [, y] )
x
(入力) 整数型,実数型,または複素数型。
y
(省略可能,入力) 整数型または実数型。x が複素数型である場合は,存在してはなりません。
結果
結果の型は倍精度複素数型 (COMPLEX(8) または COMPLEX*16) です。
複素数型でない引数が 1 つだけ指定されている場合,それが結果値の実部に変換され,虚部にはゼロが割り付けられます。y が指定されておらず,x が複素数である場合の結果値は CMPLX(REAL(x),AIMAG(x)) です。
複素数でない引数が 2 つ指定されている場合,複素数値は,第 1 引数を値の実部に変換し,第 2 引数を虚部に変換することによって得られます。
DCMPLX(x,y) は,実部が REAL(x,kind=8) で,虚部が REAL(y,kind=8) の複素数値を持ちます。
互換性
CONSOLE STANDARD GRAPHICS QUICKWIN GRAPHICS WINDOWS DLL LIB
関連情報
CMPLX,FLOAT,IFIX,INT,REAL,SNGL
例
DCMPLX (-3) の値は (-3.0, 0.0) です。
DCMPLX (4.1, 2.3) の値は (4.1, 2.3) です。