ISHA

要素別処理組込み関数 (総称):整数を指定されたビット数だけ算術的に左または右に移動します。

形式

result = ISHA (i, shift)

i
(入力) 整数型。この引数は移動される値です。

shift
(入力) 整数型。この引数は,移動の向きと距離です。

正の値は左向きです (最上位ビットに向かう)。負の値は右向きです (最下位ビットに向かう)。

結果

結果の型は i と同じです。結果は,ishift ビットだけ算術的に移動した値です。

shift が正ならば,移動は左向きに行われます。shift が負ならば,移動は右向きに行われます。shift がゼロならば,移動は行われません。

左または右の端から外にはみ出されたビットは失われます。反対側の端にはゼロが格納されます。

符号は整数表現によって変わるので,算術移動では整数種別が重要となります (次の例を参照)。1 バイトまたは 2 バイトの引数を移動したい場合,INTEGER(1) または INTEGER(2) として宣言する必要があります。

互換性

CONSOLE STANDARD GRAPHICS QUICKWIN GRAPHICS WINDOWS DLL LIB

関連情報

ISHCISHFTISHFTCISHL

	INTEGER(1) i, res1
	INTEGER(2) j, res2
	i = -128		! 10000000 と等価です。
	j = -32768		! 10000000 00000000 と等価です。
	res1  = ISHA (i, -4)	! 11111000 = -8 を返します。
	res2  = ISHA (j, -4)	! 11111000 00000000 = -2048 を返します。