要素別処理組込み関数 (総称):整数を指定されたビット数だけ左または右に循環けた移動します。片側の端からはみ出されたビットは,反対側の端に格納されます。失われるビットはありません。
形式
result = ISHC (i, shift)
i
(入力) 整数型。この引数は循環けた移動させる値です。
shift
(入力) 整数型。この引数は,循環けた移動の向きと距離です。
正の値は左向きです (最上位ビットに向かう)。負の値は右向きです (最下位ビットに向かう)。
結果
結果の型は i と同じです。結果は,i を shift ビットだけ循環的に移動した値です。
shift が正ならば,i は左に shift ビットだけ循環されます。shift が負ならば,i は右に shift ビットだけ循環されます。片側の端ではみ出されたビットは,反対側の端に格納されます。失われるビットはありません。
循環けた移動では整数種別が重要です。INTEGER(4) の引数では,32 ビットすべてが移動されます。1 バイトまたは 2 バイトの引数を循環けた移動したい場合,INTEGER(1) または INTEGER(2) として宣言する必要があります。
互換性
CONSOLE STANDARD GRAPHICS QUICKWIN GRAPHICS WINDOWS DLL LIB
関連情報
例
INTEGER(1) i, res1 INTEGER(2) j, res2 i = 10 ! 00001010 と等価です。 j = 10 ! 00000000 00001010 と等価です。 res1 = ISHC (i, -3) ! 01000001 = 65 を返します。 res2 = ISHC (j, -3) ! 01000000 00000001 = 16385 を返します。