要素別処理組込み関数 (総称):整数を,指定されたビットだけ左または右に論理けた移動します。反対側の端にはゼロが格納されます。
形式
result = ISHL (i, shift)
i
(入力) 整数型。この引数は移動される値です。
shift
(入力) 整数型。この引数は,移動の向きと距離です。
これが正ならば,i は左に移動されます (最上位ビットに向かう)。負ならば,i は右に移動されます (最下位ビットに向かう)。
結果
結果の型は i と同じです。結果の値は,i を shift ビットだけ論理けた移動させたものになります。反対側の端にはゼロが格納されます。
移動される値に 1 を反対側の端に格納することができる循環けた移動や算術けた移動とは異なり,論理けた移動は移動の向きや大きさに関係なく,ゼロしか格納できません。ただし,整数種別は,どちらの側のビットが端からはみ出されるのかを決定するので,結果を左右することがあります (次の例を参照)。
互換性
CONSOLE STANDARD GRAPHICS QUICKWIN GRAPHICS WINDOWS DLL LIB
関連情報
例
INTEGER(1) i, res1 INTEGER(2) j, res2 i = 10 ! 00001010 と等価です。 j = 10 ! 00000000 00001010 と等価です。 res1 = ISHL (i, 5) ! 01000000 = 64 を返します。 res2 = ISHL (j, 5) ! 00000001 01000000 = 320 を返します。